どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日FIREを達成し、タイに移住した一般男性です。
現在は、配当金とYouTubeの収益、コミュニティ運営で生活をしているサイドFIRE民です。
ということで、FIREを目指す人たち、FIREを達成した人たちが本音で気軽に交流できるオンラインコミュニティを立ち上げました!
現在約900人のFIRE民に参加いただいており、非常に盛り上がっております!
- FIREに興味・関心がある方
- FIREを一緒に目指す仲間が欲しい方
- FIRE達成者と繋がりたい方
- FIREを達成した仲間が欲しい方
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- 投資初心者の方
- 海外移住に興味・関心がある方
ご自由に入会・退会いただけますので、お気軽にご参加ください!
※ご入会いただいた日から、1ヶ月間フルにサービスをお楽しみいただけます。
iDeCo、2025年に大改悪されそうな雰囲気
今日は衝撃のニュースをお届けします!2025年の税制改正案にひっそりと盛り込まれた iDeCoの出口戦略の大改悪についてです!
これまで 退職所得控除の5年ルール で、iDeCoの資産をお得に引き出せる方法が大きなメリットでしたが……なんと、それが 10年ルール に変更される可能性が浮上しております!
この変更、何が問題かと言うと……
1000万円以上の控除が減るケースもあるというところなんです!
投資家
えっ、そんなバカな!
と思いますよね? でも、これ、 本当に損をする改悪なんです。
たった1つのルール変更で、大事な老後資金がごっそり消えるかもしれません。
ついこの前まで、「iDeCo神改正!掛金が増える!」と喜んでいたのに、その動画の台本も作り終わったところだったのに…入口は豪華に見せて、出口はひっそり改悪 だなんて…2000円も払ったのに薄切り肉1枚しか出てこなかった時くらい衝撃ですね。
今回の改正、まだ本決まりではありませんが、このまま進むと私たちの資産形成に 超インパクト大の変更 になります。初心者の方にも分かりやすく、この改悪がどんな影響を及ぼすか、そしてどう対応すれば良いのかをお話します。お楽しみに!
また、私の運営するコミュニティのFIRE民900人のうち、13人の方達にiDeCoの実際の運用状況を聞いてみましたので、興味ある方はこちらのブログをご覧ください!
- iDeCoの概要と12月からの改正ポイントのおさらい
- iDeCoのメリットとデメリットと改悪ポイント
iDeCoの概要と12月からの改正ポイントのおさらい
2025年の税制改正大綱に、まさかの隠し玉が仕込まれていました。その名も…『iDeCo超改悪』!
分厚い説明書の34~35ページ、めちゃくちゃ地味に記載された小さな文字。その内容を見た瞬間、心の中で叫びますよね。
これまじ?
後ほど詳しく解説しますが、これまでの 最強節税コンボ を思い出してください。
60歳でiDeCoを一時金で受け取る→65歳で退職金をもらう→退職所得控除2回フル活用で節税大成功! だったのに、それが 封印 される可能性大です。
例えるなら…ドラクエで “はぐれメタル” を倒したと思ったら、実は経験値ゼロでした、みたいなガッカリ感。これ、痛いですよね?
さらに、2025年から掛金が増える予定だから、『よっしゃ!もっと積み立ててリッチな未来を!』と夢見た人も多いはず。
でも、知らぬ間に落とし穴へご招待されていることに気づかず、最後に税金でガッツリ持っていかれるんです。
投資家
もはや豪華なフルコースディナーを味わった後に、請求書を見て卒倒する感覚。
『これ、誰が払うの!?え、私!?』みたいな。
せっかく “神改正” と期待されたiDeCoで、なんで出口がこんなにトラップだらけなのでしょうか!?
ただ、iDeCoを使った資産形成の重要性自体は、何も変わりません!つまり、ゲームオーバーじゃない! まだ戦えるんです。
というわけで、ここからは iDeCo基礎知識講座 をお届けします!
『え、私まだ全然わかってない!』という方も安心してください。今から一緒に、乗り遅れずにゴールを目指しましょう!」
iDeCoの概要
iDeCoって聞くと、何だかロボットの名前みたいですよね?でも実は、老後資金を作るための私的年金制度なんです!
ざっくり言うと……
NISAの年金バージョン!
- 自分で掛金を積み立てて、
- 自分で投資先を選んで運用する、
- 自分だけの“パーソナル年金システム”なんです。
年金を 3階建てのタワーマンション に例えると……1階と2階部分は 公的年金 です。「支え合いパート」で、みんなでお金を出し合い、助け合います。
いわば、年金界のテラスハウス!
3階部分に属するのが iDeCo!ここは完全に 自分専用の部屋。あなたが積み立てたお金は、全て自分のためだけに使えます!
言うなれば、「年金界のプライベートスイート」ですね。
このプライベートスイート、住める条件は意外とシンプル!20歳以上65歳未満の公的年金加入者ならOK!学生でも、会社員でも、フリーランスでもウェルカム。
ただし、国民年金保険料を免除されている人や農業者年金加入者は入れないので注意してくださいね。
1階(国民年金)から2階(厚生年金)までの基盤をしっかり築き、さらに3階(iDeCoや企業型DC)で自分の未来をカスタマイズすることで、他を圧倒する年金を手に入れることができます。
2024年12月改正点:変更点を分かりやすく解説
ポイントとなっていた改正点は、大きく分けて2つです。
- 会社員・公務員の掛金額上限UP
- 事業主証明書・加入確認の廃止
掛金の上限UP
iDeCoは、会社員・公務員はもちろん自営業者、専業主婦も加入できますが、今回の改正で、恩恵を受けるのは会社員と公務員の人たちです。
企業型DC、DBの加入者、公務員の掛金上限額が最大12,000円が最大20,000円にUPしています。
対象者 | 主な影響内容 | |
掛金が上がる人 | 会社員(DB等の他制度のみに加入) | 月額上限:1.2万円→2万円増加 |
公務員 | 月額上限:1.2万円→2万円増加 |
年間14,4万円から今回の改正で24万円に掛金の上限が上がりました。
事業主証明書の廃止
掛金が増えたことと、iDeCoのハードルの一つだった手続きが圧倒的にラクになったよ!
おトクになるのも、全員が対象ではないからよくチェックしてね!
iDeCo加入時や転職する際に、加入時や転職時に事業主証明書が必要でした。 iDeCo加入者が少ないと言われるのも、個人での申し込みで完結せず、会社を通さなければいけなかったことも一因でしょう。
今まで、iDeCoの問い合わせ件数自体が少なかった企業も多く、担当者の知見もなかったことから、せっかく iDeCoを申し込もうと思ってもツラい対応をされたという話も聞きます・・・
2024年12月以降は、事業主証明書も加入確認書も不要。ペーパーレスで個人完結可能です!
iDeCoのメリット・デメリットと大改悪ポイント
ここからは、iDeCoのメリット・デメリットと合わせて、今回発表された大改悪ポイントを実際のシミュレーションと共に見ていきましょう。
iDeCoのメリット
掛金の全額控除
iDeCoは、給与から全額控除対象なので、手取りで税金が天引きされる前に運用に回せるというのが大きなメリット。
最近、ハイボールより「控除額」って言葉の方が美味しそうに聞こえてくるようになってきたよ
限界社畜の生命を引き伸ばしてくれるのは、やっぱり控除額しかないってきづいちゃったんだ・・・
つまり、給与からiDeCo分を抜いたものに課税されるので、所得税や住民税を減らせるってことです。これって、めちゃくちゃおトクな制度なんですよ。
YouTuberが動画制作や日常の支出を「経費」として計上することで課税対象を減らし、節税につなげているようなイメージです!
とはいえ、掛金全額控除という、住民税&所得税のエグいレベルの節税は、かなりのパンチライン。
老後資金は押さえておきたい!という人だけでなく、視点を変えると、給与から控除になるので、先取り貯金が苦手な方にもオススメの制度です。
何がすごいって、NISAは運用結果次第でプラスになれば非課税になるのが魅力ですが……iDeCoはどんな運用結果でも、参加するだけで税金カットという、絶対に得をするという安心感があります。
iDeCoのシミュレーション
今回は、シミュレーションサイトを使って、こちらの条件でiDeCoの受取シミュレーションしてみましょう!
- 35歳
- 年収600万円
- 確定給付企業年金(DB)あり/毎月の掛金 20,000円
- 運用利回り 7.0%
- 受給年齢60歳
- 扶養配偶者・扶養している親族 なし
直感的な操作なので、ぜひ皆さんもポチポチ入れて一緒にシミュレーションしてみてくださいね!iDeCoシミュレーション↗
① 区分を入れる
② 現状の制度を選択
③ 区分から金額が算出されます
④ 条件を入力▶︎「結果を表示」をクリック →半角数字で入れないとエラーになります!
⑤ 結果が出ます!
1年あたりの税制メリット内訳が算出されます。
月額12,000円(改正前) | 月額20,000円(改正後) | |
所得税のメリット | 14,700円 | 24,500円 |
---|---|---|
住民税のメリット | 14,400円 | 24,000円 |
合計 | 29,100円/年 | 48,500円/年 |
掛金を月額8,000円上げることで、改正前:29,100円/年→改正後:48,500円/年税制メリットを受けることとなり、拠出時のメリットは改正前から19,400円/年UPすることになりました。
運用額が全額非課税!
運用益が全額非課税であることも、 iDeCoの大きなメリットです。会社員は、掛金最大月額20,000円、自営業の最大月額68,000円のシミュレーションで、どれくらい節税できるのか見てみましょう!
- 35歳
- 年収600万円
- 会社員:確定給付企業年金(DB)あり/毎月の掛金 20,000円
- 自営業:毎月の掛金 68,000円
- 運用利回り 7.0%
- 受給年齢60歳
- 扶養配偶者・扶養している親族 なし
自営業は、月額68,000円ということで会社員上限の3.4倍拠出できるため、節税額が大きいのはわかりますが、1000万はなかなかのインパクトですね・・・
そもそも、自営業者の元本は5,500万円で、運用益も2,400万円となっているので複利の効果と、節税分考えてもメリットは大きいと言えるでしょう。
iDeCoのデメリット
60歳まで資金が引き出せない:対策できればメリットに!
iDeCoって60歳までお金を引き出せないんですよね。ライフステージが変わったときに『この貯金箱を割りたい!』って思っても無理なんです。もうカッチカチにロックされた貯金箱ですよ。
“お金はあるのに、手が届かない…”、これ、地味に泣けます。
ここで逆転の発想。
この“割れない貯金箱”のおかげで、短期的な誘惑に負けない自分を作れます! 先取り貯金どころか、未来の自分が勝手に資産運用までしてくれます!
限界社畜のあなたにとっては、これはもう“自分専用のタイムカプセル”みたいなものですよ。
『使えないなら仕方ない、貯めておこう』という心境にさせてくれる…素晴らしい仕組みだったんです。
だったんです。ええ、過去形ですよ。
2025年の改定で、この貯金箱、ただの“重すぎる貯金箱”になりつつあります。
今までは『60歳でiDeCo、一時金で受け取る→65歳で退職金をもらう→退職所得控除2回フル活用で節税完了!』という、いわば“最強のダブルコンボ”があったんです。
でも、その技が突然封印されるかもしれません。『え、技表から消えてる!?』みたいなやつです。
さらに掛金が増える予定もあって、『よっしゃ!貯金箱をもっと豪華にするぞ!』と張り切る人が増えるでしょう。でも、出口で『税金という落とし穴』が待ってることを知らない人たちは、最後に泣きを見るかもしれません。
要するにですね、
“豪華な入口を用意しておいて、出口にトラップを仕込む罠”なんです。
例えるなら、豪華な遊園地のチケットを買って『全部楽しめる!』と思ったのに、アトラクションごとに別途料金がかかると言われる感じですか?
じゃあ、どうするのか?
答えはシンプル。掛け金を増やさず一旦様子見!
でも、これだって悔しいですよね。『なんでこんな魔法の仕組みを弱体化しなきゃならないの!?』って。だからこそ、今この情報を知ったあなたはラッキーです!
“貯金箱の出口プラン”をしっかり考えて、人生のゲームを攻略していきましょう!」
受取時に考えることが多くて厄介
受取方は3種類(一時金・年金・一時金/年金の併給)があります。また、受け取り方のパターンで、節税額が変わってしまうなど非常に複雑です。
iDeCoを受け取る場合、企業からの退職金と合わせて受け取るケースが多いでしょう。会社の退職金と同時に受け取ると、税金が増えるおそれがあるので注意が必要です。
ちなみにiDeCoの場合、年金資産は60歳から75歳までの間に受け取る必要があります。
一時金受取の場合
iDeCoの資金を一時金(一括)で受け取る場合、退職金として扱われるので退職所得控除が使えます。また、はみ出した分も半分にして税率をかけられるので税金が優遇されています。
また、退職一時金の時に発生する税金は、勤続年数に合わせて退職所得控除額が設定されています。
・勤続年数20年以下:40万円×勤続年数
・勤続年数20年超:800万円+70万円×(勤続年数-20年)
こちらの計算式を使って、控除額を算出してみましょう!
・勤続20年以下の場合
勤続年数 | 計算式 | 控除額 |
---|---|---|
10年 | 40万円 × 10年 | 400万円 |
15年 | 40万円 × 15年 | 600万円 |
20年 | 40万円 × 20年 | 800万円 |
・勤続20年超の場合
勤続年数 | 計算式 | 控除額 |
---|---|---|
25年 | 800万円 + 70万円 × (25年 – 20年) | 1,150万円 |
30年 | 800万円 + 70万円 × (30年 – 20年) | 1,500万円 |
35年 | 800万円 + 70万円 × (35年 – 20年) | 1,850万円 |
実際に、控除額の計算式を使って、勤続20年以下で退職金500万円の場合の手取り額を計算してみましょう!
退職所得控除の計算式::40万円 × 20年 = 800万円
500万円 – 800万円 = -300万円課税対象額がマイナス→課税額=0円
手取り額=税額が0円のため、退職金と同額の500万円となります。
控除内だったら、退職金がそのままもらえる訳ね!
年金受取の場合
公的年金等控除、知ってますか?65歳以上の方なら、年間110万円までは非課税 というめちゃくちゃ優しい制度です!もし、一時金受け取りと年金受け取りを併用するなら、こう覚えてください:
• 一時金の部分は 退職所得控除!
• 年金の部分は 公的年金等控除!
5年ルールが10年に大改悪!
そして、ここからが今回の大改悪と言われる部分となります。
まずは、iDeCoを検討する上で絶対に外せない超重要ポイント、退職所得控除についてお話しします!
これ、まさに「税金計算のラスボス」と言われるほど重要なルールで、受け取り方次第でお得度がガラリと変わるんです!
会社員の方は公的年金も受け取るため、公的年金等控除(年間110万円非課税)を超える可能性が高いです。
つまり……一時金として受け取り、退職所得控除を使った方がお得になるケースが多いんです!
ただ、退職金とiDeCoの一時金が一定期間内に重なると、合算されてしまい、控除の優遇が減るんです!
でも安心してください。どちらを先に受け取るかを工夫することで、この影響を最小限に抑えられます。
iDeCoの受け取り時期や、受取時期の試算をする場合に理解しておきたいのが、5年・19年ルールです。
「19年ルール」とは、過去の退職金受取から20年経過すれば、再度退職所得控除をフルに利用できる可能性があるというものです。
まず、例を見てみましょう!
50歳で退職金をもらったAさんがいたとします。
• 勤続年数30年で退職金を受け取ると、退職所得控除は……
800万円 + 70万円 ×(30年 – 20年)=1500万円!
「おお、これだけ非課税なら安心だ!」と思ったAさん。
• その後、Aさんは60歳までの30年間運用運用したiDeCoを、69歳で一時金として受け取ることにしました。
しかし、ここで問題が発生!
• 退職金をもらってから19年以内なので、iDeCoの退職所得控除はわずか400万円(40万円 × 10年)しか適用されません!
運用期間から雇用期間と重複する部分の控除額を除く必要があるので10年となります。
「えっ、控除がこんなに少ないなんて……」と驚くAさん。
でも、もし70歳にしたら?
69歳で受け取るのを1年我慢して……70歳まで待つとどうなるでしょう?
• 退職金をもらってから20年経過!
• 再び1500万円の控除(800万円 + 70万円 ×(30年 – 20年))がフル適用されます!
つまり、たった1年の差で控除額が……
400万円 → 1500万円!
なんと1100万円も変わるという衝撃の事実が!
19年ルール、知ってるだけで大違いです。
iDeCoは最長75歳まで受け取りを延長可能なので、退職金を受け取るタイミングを工夫すれば、この「19年ルール」を回避することができます。
ただし……実際には60歳や65歳で退職する方が多いので、20年後にiDeCoを受け取るとなると……80歳を超えるケースもあるというか、それがほとんどのような気がします。
「寿命を考えると、ちょっと厳しいかも……」というのも一理あります。
一方で、5年ルールとは、iDeCoを先に受け取って、その5年後に退職金を受け取ることで、両方の退職金をうまく活用できる仕組みのことです。
この方法を使うと、iDeCoと退職金が合算されず、それぞれで退職所得控除を2回利用することができるんです。しかも、この場合、19年ルールと比べて約1/4の期間、つまり5年以上間を空ければOKなので、かなり短期間で実現できるのが魅力的ですね。
実際に、下記の条件で受け取り金額の算出をして比較しましょう!
55歳で20年運用したiDeCo1000万円を一時金として受け取り、その5年後に30年勤務した会社から退職金2000万円を受け取る場合
- 会社退職金:2,000万円(勤務年数30年で退職所得控除1500万円)
- iDeCo資産:1,000万円
- iDeCoは受取タイミングは退職5年前
55歳で1,000万円受取時
⭐️退職所得:200万円*の1/2=100万
*•••加入年数20年の場合:控除額40万円×20年=800万
→(iDeCo一括1,000万ー控除額800万円)
→税約15万円
→手取り約985万
60歳で2,000万円受取時
⭐️退職所得:500万**の1/2=250万円
**•••(退職金2,000万 – 控除額1,500万)=500万
→ 税約40万円
→ 手取り約1,960万円
合計手取り
55歳 iDeCo受取:985万円
60歳 退職金受取:1,960万円
合計:約2,945万円
55歳で1,000万円受取・60歳で2,000万円受取時とすると、手取り額は合計2,945万になります。
ただ、今回のルール改定で、なんと5年ルールが“10年ルール”に変更されるかもしれません。そしたらどうなるかをシミュレーションしてみます。
55歳で1,000万円受取時
⭐️退職所得:200万円*の1/2=100万
*•••加入年数20年の場合:控除額40万円×20年=800万
→(iDeCo一括1,000万ー控除額800万円)
→税約15万円
→手取り約985万
60歳で2,000万円受取時
⭐️退職所得:1600万**の1/2=800万円
**•••(退職金2,000万 – 控除額40万円×10年)=1600万
→ 税約200万円
→ 手取り約1,800万円
合計手取り
55歳 iDeCo受取:985万円
60歳 退職金受取:1,800万円
合計:約2,785万円
例えば、先ほど同様に55歳でiDeCoを受け取った後、5年後に60歳で退職金を受け取ったAさんがいたとします。
• 勤続年数30年、そのうちiDeCoを20年間積み立て。
• 「退職所得控除がたっぷり使えるから安心だ!」と思っていたAさんですが……
Aさんの控除額:40万円 × 10年 = 400万円
そうです。30年間しっかり働いてきたAさんでも、控除額がたった400万円に減るという事態が発生!
20年間積み立てたiDeCoの分が完全にカウント外になり、結果として税金負担が大幅アップ!
勤続年数30年が税金の上では10年に縮むとか、もはやファンタジーの世界ですよね
5年ルールの場合と比較すると合計約160万円の差額が出る可能性があることがわかりました。
今まで1,000万円以上の控除があったと聞くと、ちょっと得した気分になったかもしれませんが、この5年ルールという名の隠れた便利アイテムも、急に扱いにくい代物になるかもしれません!
今回のルール変更で注意が必要な人
今回のルール変更で、特に注意が必要な方々を発表します!
1人目:退職金制度がある会社の皆さん
『退職金なんてまだまだ先だし~』と思ったそこのあなた、ちょっと待った!意外と痛い目を見るかも…ご注意を!
2人目:2025年に掛金増額を予定している方
『やった!増やせる!』って喜ぶのはちょっと待ってください。早まって増額すると、意外と出口で損しちゃうかもしれませんよ。落ち着いて慎重にいきましょう。
3人目:iDeCo歴が長く、資産が多い方
iDeCoマスターの皆さん、税金があなたの資産に忍び寄っています!大きく影響を受ける可能性があるので、ぜひ一度チェックを。
4人目:退職金がガッツリ出る予定の方
特に大企業の皆さん、『退職金で悠々自適!』なんて夢見てる場合じゃないかも…。しっかり計画を立てましょう。
5人目:定年が65歳の会社で働いている方
今回のルール変更で『10年ルール』が適用されたとしたら、70歳まで働かないと2回目の退職所得控除をフル活用できません。
『え、あと5年!?』とショックを受けた方、深呼吸してから対策を考えましょう。
FIRE Hubメンバーに聞いたiDeco運用状況など
コミュニティメンバーのメンバーにも、現在のiDeCoの運用状況、投資先、毎月の掛け金、受け取り方についてどう考えているのかを聞いてみました!
受け取り方については、イメージがわいている人・まずは運用!と積み立てる人と分かれていますが、さすが会社員時代から積み立てているメンバーが多いですね!
副業しながらサイドFIREを目指している 40代 Aさん
私のiDeCo歴はまだ2年半ほど。投資先は王道のeMaxis Slim米国株式(S&P500)です!
企業年金基金があるため12,000円/月がMAXでしたが、今回の改訂で早速20,000円に上げました!
好きな時に仕事を受けているサイドFIRE 40代 Bさん
19年から毎月23,000円だけかけてます! 出口などは特に考えてません笑
5年後に自営業を卒業予定 50代 Cさん
2018年から税金対策で満額で始めてから、社会保険に5年ほど入り、掛金2.3万円になり、昨年また満額68,000円に戻しました。
社保に入らず、全期間満額だった方が良かったのでは?と考えることも・・・出口は60歳一括で決めています!
iDeCoは海外株式投資のみ!のFIRE民 40代 Dさん
会社員時代(2006年~)、確定拠出年金で運用(外国株式ファンドに100%投資)、FIRE後(2021年~)、iDeCoに移換して、全て海外株式投資で運用しています(S&P500に100%投資)!
現在は、FIRE済なので最低額の5,000円です。
FIRE済・現在は好きな仕事を模索中 30代 Eさん
2017年から常に最大額(会社員2.3万、自営業6.8万)をemaxis slim米国株式に投資してきました。 今は、FIREしたので最低額の5,000円。
取り崩し時期の税制や、年金以外の資産も見て出口戦略が必要だと思っています。
現在は数社で取締役 FIREを目指す 40代 Fさん
iDeCoは所得税対策として、約2年前から始めました。 運用商品はS&P500。 掛け金は毎月23,000円です。
しかし、マネックス証券では、NASDAQ100が選べることを知ったので、現在移管手続き中です。
20年前からFIREに向けて準備! FIRE民の50代 Gさん
2000年代前半の制度初期に郵貯で始めて後に楽天に移管。 個人事業主満額の年816,000円時代が長めだった為、約15年払い込みの総額は1200万円くらいです。
インデックス、積立、複利で通算20年やるとこんな結果になります。
2023年に公務員を卒業してサイドFIRE! 30代 Hさん
iDeCoは公務員をしていた2020年の途中にスタート。FIREまでは限度額Maxで eMAXIS Slim S&P500 を積み立て続けていました!
FIRE後は収入が減る見込みだったので最低額の5,000円/月で継続していますが、iDeCoの節税パワーを引き出すには本当はもっと投入した方が良いのかもしれません…!
ご夫婦で資産形成!早期退職を目指す 40代 Iさん
iDeCoは、2017年から開始し、毎月満額の¥12,000で積立中。
SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金>を勧められ、そのまま買っていました。運用成績もよくないことから、キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)へスイッチングして、そのまま買い付け継続中です。
ご夫婦で自営業 月1海外旅行を実践中! 50代 Mさん
iDeCoがまだなかった28年前から国民年金基金を夫婦で満額積み立てやっていました。
iDeCoに切り替えて、夫は満額の毎月68000円の積み立てを5年(左)。私は、国民年金基金を継続しながら毎月32000円をiDeCoに切り替え、始めて5ヶ月です。 (右) 受け取り方はまだ考えていません。
まとめ
いやぁ、今回の変更、残念で仕方ないですよね!
iDeCoを盛り上げるぞー!って感じだったのに、まさかのひっそり裏口改定とは…。これ、例えるなら、友達が『今日はごちそうするよ!』って言ったのに、会計時に『あ、割り勘ね』って言い出す感じ。そりゃ不審感も持ちますよね。
何回例えるの?もうええでしょ。
ただ、割り勘だろうが、ルール改定だろうが、私たちができることはただ一つです。変わったルールでもうまく立ち回る!これです。なんやかんや言っても、日本で生きていく上で資産運用の重要性が変わるわけじゃないですからね。
たしかに、iDeCoってめんどくさい・おろせない・分かりにくいと感じる人、多いと思います。私も最初は『なんだこのややこしい制度…』って思いました。でも、将来の資産形成を考えたら、知っておいて損はないんです!
これ、例えるなら、スマホの初期設定。面倒だけど、一度やれば超便利になるってやつですね。
だから、まずは始めましょう!出口戦略?いやいや、それはあとで考えればいいんです。今はとにかく、『とりあえずやってみる精神』でいきましょう!
これからも、iDeCoのルール改正や活用法について分かりやすく解説していきますので、『まだiDeCo口座を持ってないよ』って方は、まずは口座開設からスタートしてみてくださいね!ほら、『思い立ったが吉日』って言うじゃないですか!