どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日FIREを達成し、タイに移住した一般男性です。
現在は、配当金とYouTubeの収益で生活をしているサイドFIRE民です。
私は去年まで楽天証券で、米国株に1億円程度投資していました。
S&P500などのインデックスに7000万円、QYLDなどの超高配当ETFに3000万円という尖ったポートフォリオを組んでいました。
しかし、海外移住して日本の非居住者となるにあたり、日本の証券会社が使用できなくなるため、2022年の7月よりアメリカの証券会社であるインタラクティブ・ブローカーズ(通称、IB証券)に移管することにしました。
日本の証券会社は、基本的に非居住者が利用することはできません。。。
将来、海外移住を考えている人は気をつけて!
IB証券は非居住者でも口座の維持、利用ができるため、海外でも資産運用したい人にとってはなくてはならない証券会社なのです。
ただこのIB証券、4月中には日本居住者の口座開設・維持ができなくなってしまうため、海外移住を考えている人があらかじめIB証券で資産運用しておくといったことができなくなってしまいます。
私はギリギリ間に合いました!
げんちゃん運がいい!
しかしながら、国内の証券会社から海外の証券会社に保有銘柄をそのまま移管することはできないので、一旦全ての銘柄を売却してIB証券で新たに買い直す必要がありました。
たまたま楽天証券での購入時期がコロナショック直後だったため、全体でプラスで売却することができましたが、これがもし含み損を抱えていたとしたら・・・
まるでシリコンバレー銀行破綻のようね!
ということで、この半年間IB証券で少しずつ米国高配当株に投資してきた結果、ようやく5000万円達成することができました。
今回は以前と違って米国高配当株にほぼ全振りしています。
- 米国高配当株に5000万円投資した結果
- 年間配当金はどのくらい?
- 今年に入って実際に貰った配当金
- 米国高配当ETFとは?
Twitterでも米国高配当株について呟くとインプレッションが伸びます。
フォロワーが伸び悩んだときは配当金についてツイートすると伸びます。
そのくらい興味関心がある方が多いと思っています。
そういう方に向けて、米国高配当株投資って実際どうなのよ?という基本的なことも含めて解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
YouTubeでも詳しく解説してますので是非ご覧ください!
結論から申します
私が5000万円を米国高配当株に投資した結果がこちらです。
銘柄 | 投資額 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益% |
---|---|---|---|---|
SCHD | ¥17,292,000 | ¥16,943,850 | -¥348,150 | -2% |
JEPI | ¥11,444,400 | ¥11,493,967 | +¥49,567 | +0.4% |
SPLG | ¥7,233,600 | ¥7,478,432 | +¥244,832 | +3.38% |
VYM | ¥8,751,600 | ¥8,881,680 | +¥130,080 | +1.48% |
VYM(妻) | ¥3,216,778 | ¥4,879,751 | +¥1,662,973 | +51.6% |
HDV | ¥5,491,200 | ¥5,470,080 | -¥21,120 | -0.38% |
合計 | ¥53,429,578 | ¥55,147,760 | ¥1,718,182 | +3.21% |
私はSCHDとJEPIとSPLGとVYMとHDVを保有しています。
ご覧の通り、SCHDとHDV以外は評価損益がプラスになっています。
2023年になって米国株は意外と調子がいいおかげです!
SPLGって米国高配当株なの?
SPLGはS&P500に連動するETFなので、厳密には米国高配当株ではないのですが、配当利回りが1.62%もあり、配当金も貰えているので載せています。
SCHDはみなさん馴染みがないかもしれませんが、それもそのはずで国内の証券会社ではまだ取り扱いされていないETFだからです。
しかしながら、非常に魅力的な商品なので私は投資しています。
最強米国高配当ETFと呼ばれているVYMを超えるくらいの商品かもしれません!
そして、全体の投資額¥53,429,578に対して、評価額は¥55,147,760です。
つまり、評価損益は¥1,718,182で評価損益率は+3.21%です。
ポートフォリオの比率はこんな感じです。
現在多少の差はありますが、将来的には均等に保有することを目標にしています。
そして、現在の米国高配当株投資による配当金はこちらです。
年間2,834,928円で
配当利回りは5.16%です。
月平均¥236,244です。バンコクで今住んでいるコンドミニアムの家賃が約16万円なので、配当金で支払えますね。
SCHD?JEPI?VYM?HDV?
さっきから当たり前のように使ってるSCHD?JEPI?VYM?HDV?なんのこっちゃ!
私はYouTubeを始めた頃は丁寧に解説していたような気がしますが、最近では当たり前かのように使ってしまっていました。
初心を忘れていました。
ということで初心を思い出して解説したいと思います。
SCHD、JEPI、VYM、HDVとは、アメリカの高配当株に投資できるETFです。
そして、SCHD、JEPI、VYM、HDVなどの暗号かのようなアルフファベットの並びは、ただのETFの名前です。
米国高配当株投資をやるようになれば勝手に覚えます。これはマジです。
こちらは私が投資しているETFの概要です。
略称 | SCHD | JEPI | SPLG | VYM | HDV |
---|---|---|---|---|---|
名称 | Schwab U.S. Dividend Equity ETF | JPMorgan Equity Premium Income ETF | SPDR® Portfolio S&P 500 ETF | Vanguard High Dividend Yield Index Fund ETF | iShares Core High Dividend ETF |
社名 | Charles Schwab | JPMorgan | State Street | Vanguard | BlackRock |
銘柄数 | 104 | 133 | 506 | 443 | 81 |
経費率 | 0.06% | 0.35% | 0.03% | 0.06% | 0.08% |
配当月 | 3/6/9/12 | 毎月 | 3/6/9/12 | 3/6/9/12 | 3/6/9/12 |
配当利回り | 3.61% | 11.4% | 1.62% | 3.11% | 3.85% |
実はSCHDなどは略称で正式名称がしっかりありますが、それで覚えている人はいないので安心してください。
それにしても本当に魅力的なETFばかりですね。
堅実すぎて毎日安眠し放題です。
まず銘柄数を見てください。SCHDが104銘柄、JEPIが133銘柄、SPLGが506銘柄、VYM443銘柄、HDVと81銘柄に分散していることが分かります。
自分でこんなにたくさんの銘柄に投資することはできないのでETFって本当に便利ですね!
そして、ETFには経費率と呼ばれる手数料みたいなものを払う必要があります。
まぁしょうがないですよね。銘柄選定、リバランスなど自分ではできないことを代わりにやってくれるわけですから。
ただその経費率が、最も低いもので0.03%、最も高いもので0.35%と非常に低いです。
JEPIは他ETFと異なり特殊な仕組みを採用しているため経費率は少し高めに設定されていますが、中身が魅力的なので問題なしです。
ということで、かなり安いコストで素晴らしい米国高配当株に投資できるということで、非常にコスパの良い商品です。
そして、配当金が入ってくるのは、基本的に4半期に1回の3,6,9,12月で、JEPIのみ毎月分配です。
毎月分配金が貰えるとFIREしている身としては安心するんですよね〜
ちなみに今年に入ってからはどのくらい貰えたの?
むふふ。それは後ほど紹介します。
配当利回りは株価によりますが、米国高配当ETFはだいたい3~4%くらいです。
JEPIなどの超高配当ETFは10%を超えることが多いですね。
なぜそんなにETFを買う必要があるのでしょうか?銘柄数の多いVYMだけとか利回りの高いJEPIだけに投資するのではダメでしょうか?
ダメではありません。ただ、私が長期投資において最も大事にしていることは「いかに投資のことを忘れられるか」なのです。そのためには、なるべく分散してリスクを抑える必要があります。
例えばVYMは約400銘柄に分散できるのでそれで十分安心なのでは?と思うかもしれません。
こちらはVYMとSCHDが投資している業界を比較した結果です。
VYMはSCHDと比べて公益事業や金融業界の割合が多い一方で、テクノロジーや資本材の業界が少ないという特徴があることが分かります。
という感じで、各ETFでそれぞれ得意分野が異なります。
つまり、それらのETFを全て保有することでお互いの弱点をカバーし合うことができるのです。
そして、それが私を安心へと誘うのです。
実際に年初来における各ETFのパフォーマンスを比較すると、動きは似ているものの差が生じていることが分かります。
仮にSCHDだけだったらマイナスでしたが、HDVやSPLGも保有していたおかげで全体としてプラスになりました。安心。
という感じでリスクを分散できるのでいくつかのETFに投資しています。
俺だったら配当利回りが高いJEPIに全投資するな。5000万円投資したら年間500万円以上の配当金が貰えるじゃん。セミリタイア達成!
確かに私もそうしたいです。
私は去年、JEPIやQYLDなどの超高配当ETFにガッツリ投資し、たくさんの配当金を貰うことができましたが、そのリスクの高さから安心することはできませんでした。
その結果、超高配当ETFの中でもリターンが良かったJEPI以外とはおさらばしました。
ちなみにFIREの先駆者三菱サラリーマンこと穂高瑞稀さんもブログの中でJEPIはポートフォリオの一部としてなら「あり」と言っています。
ちなみに2022年に資金の流入したETFランキングにおいてJEPIは8位でした。
王道インデックスの中に食い込むJEPI。。恐るべし!
しかし、JEPIも設定日から日が浅いなどのリスクがあるため、集中投資ではなく分散投資の一つとして投資するようにしています。
ざっくりとした各ETFの特徴はこちらです。
銘柄 | 特徴 |
---|---|
SCHD | 少なくとも10年連続で配当金を支払っている一定規模以上の米国株のうち、配当利回りが高めでファンダメンタルズ上位100社を投資対象とするETF 直近10年平均増配率は12%! |
JEPI | 資金の80%を主にS&P500構成銘柄へ投資、20%を特殊な債権に投資しているETF インカムとキャピタルの両取り! |
SPLG | S&P500に連動するETF |
VYM | 高い配当利回りを誇る米国株約400銘柄を投資対象とするETF 12年連続増配中! |
HDV | 財務健全性が高い米国高配当株を投資対象とするETF 弱気相場でも安定! |
米国高配当株投資のメリット・デメリット
私が実際に感じている米国高配当株投資のメリット・デメリットはこんな感じです。
- 放置していても配当金という不労所得が貰える
- 下落相場でもメンタルが安定する
- 生活が豊かになることを実感しやすい
- 配当金に毎回税金がかかるのが辛い
- 過去のデータ的にはインデックス投資に比べてリターンは低い
- 減配リスクがある
本来事業投資すべき利益を配当として出しているため、イケイケ企業ほど成長が期待できない成熟企業に投資するわけですからデメリットはあります。
しかし、なるべく投資に時間を割きたくない、かつ、FIREして安定収入が減ったこの状況下において、米国高配当株投資のメリットを私は強く実感しています。
ということもあり、私は米国高配当株投資をメインに行っているのです。
実際に貰った配当金
私は現在、年間2,834,928円の配当金を米国高配当株投資によって頂く予定です。
あくまでこれは予定です。為替によって変動しますし、今後追加投資すればさらに増える可能性もあります。
今年貰った配当金
そして、こちらが2023年に入って貰った配当金になります。
銘柄 | 配当金 |
---|---|
SCHD | ¥137,792 |
JEPI | ¥346,684 |
SPLG | ¥28,479 |
VYM | ¥59,831 |
VYM(妻) | ¥32,849 |
HDV | ¥55,025 |
合計 | ¥660,660 |
毎月分配のJEPI以外からは、3月にまとめて配当金が振り込まれました。
その結果、2023年に入ってから合計で¥660,660の配当金を貰うことができました。
2021年から今までの配当金の累計額
こちらが配当金の記録を付け始めた2021年からの累計額です。
累計配当金(税引前) | ¥7,241,001 |
累計配当金(税引後) | ¥5,191,797 |
先ほど米国高配当株投資のデメリットに、配当金に毎回税金がかかるのが辛いと書きましたが、まさにこのことです。
まずアメリカで10%の税金が引かれたのちに、残りの90%に対して日本で20.315%の税金が引かれるので、実質28.3%の税金が引かれることになります。
私の場合、税金だけで約200万円引かれていることになり、非常に辛いです。
米国高配当株投資をしている人は、毎年必ず外国税額控除をしましょう。
げんちゃんはこの前の確定申告で、1ヶ月の生活費分くらい還付されていたね!
まとめ
31歳でFIREしてタイに移住した私が5,000万円を高配当株投資に投資した結果、資産は¥1,718,182、損益率で言うと+3.21%増えました。
銘柄 | 投資額 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益% |
---|---|---|---|---|
SCHD | ¥17,292,000 | ¥16,943,850 | -¥348,150 | -2% |
JEPI | ¥11,444,400 | ¥11,493,967 | +¥49,567 | +0.4% |
SPLG | ¥7,233,600 | ¥7,478,432 | +¥244,832 | +3.38% |
VYM | ¥8,751,600 | ¥8,881,680 | +¥130,080 | +1.48% |
VYM(妻) | ¥3,216,778 | ¥4,879,751 | +¥1,662,973 | +51.6% |
HDV | ¥5,491,200 | ¥5,470,080 | -¥21,120 | -0.38% |
合計 | ¥53,429,578 | ¥55,147,760 | ¥1,718,182 | +3.21% |
そして、現在の米国高配当株投資による配当金は、年間2,834,928円で
配当利回りは5.16%です。
まだまだ投資余力はあるので、徐々に配当金を積み上げていきたいと思っています。
買い付け方としては、毎月積立ではなくて下落したときに買うといった方法を採用しています。
とはいっても、まとめて一括で買うのではなくて、何回かに分けて買うようにしています。
私は投資の才能はなく、メンタルも弱いため、この方法が一番適していることが経験から分かっています。
とりあえず、健全な高配当株は株価が下落したタイミングで買っておけば、いつかは株価は戻ってきます。
その間に配当金も貰えますし、安いときに買うことで配当利回りも上がるので、より気楽に長期投資に臨むことができます。
配当利回りは配当金を株価で割ったものなので、株価が下落すれば配当利回りも上がるということになります。
という感じで愚直にコツコツと投資していくと、今は家賃を払えるくらいの配当金が気づけば生活費全てを賄えるだけの配当金までに育っていくかもしれません。
もちろんこれから高配当株投資を始める人も月1万円の配当金が貰えるようになれば光熱費や通信費などが払えるようになります。
このように今の暮らしが豊かになっていく実感が私的には堪らないので、高配当株投資もしています。
インデックス投資は未来の生活を、高配当株投資は今の生活を豊かにするために行うと割り切れば、自分が今どちらが必要なのか判断できると思います。
両方豊かにしたい人は、両方に投資すればいいだけよね!
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