どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在はベトナムにプチ移住中の一般男性です。
FIRE卒業します。
もし私がそう宣言したら皆さんはどう思いますか?
実は、Twitterで少し前に「FIRE卒業」という言葉がトレンド入りし、物議を醸していました。
ことの発端は以下のようなツイートです。
「FIREをやめて、仕事に戻る」
これを受けて、Twitterが大盛り上がりしたようで、否定的ものも肯定的なものも含めて様々な意見が飛び交いました。
さらにトレンド入りした後もさまざまなメディアで拡散されていました。
Twitter内の意見を見たくないのが正直なところです。
なぜなら、Twitter内には本当に様々な人がいて、中には誹謗中傷を平気な顔して行う人もいるので、そういったツイートを見てしまうと、精神的に悪いからです。
ただ、心を鬼にして見たところ、体感的には、やはり否定的な意見の方が多かったです。
・ただの復職だろ
・無職が再就職しただけ
・投資で生活するのは甘くない
・FIRE卒業ではなくて失敗だろ
など
皆さんFIREに対して厳しい人多いですよねw
ということで今回は、2021年3月にFIREを達成し、現在では資産運用をしながら、YouTuberとして生活を送っている私が「FIRE卒業」について聞き流すわけにもいかないので、私が思うことを語りたいと思います。
詳しくはYouTubeで解説しておりますので、是非そちらもご覧ください!
後半のベトナムプチ移住VLOGも面白いので是非!
FIREを卒業する理由から考える私の思い
そもそもFIRE卒業しなくてはならない理由はなんでしょうか?
考えられる理由は2つあります。
- お金がなくなる
- 暇に耐えられなくなる
お金がなくなるという理由でFIRE卒業は考えにくい
FIREを成立させるには、
資産収入>生活費
という状況を作る必要があります。
ただ正直言って、お金がなくなったのでFIREを卒業するというのは考えにくいと思っています。
なぜなら、FIREするまでには、支出の最適化、高いマネーリテラシー、そして、長い準備期間が必要だからです。
支出の最適化を行うためには、家族とお金に対する価値観の共有・理解をしておく必要があります。
また、家計簿を付けて、家賃や光熱費などの固定費をできるだけ安く抑え、これまで無駄に多く払っていた支出を見える化し、幸せを維持できる程度にそれらを削いでいかなければなりません。
そのため、FIREを達成するころには、お金をかけずに幸福度を高く保つスキルが身に付いているのです。
少なくとも私の周りのFIRE達成者はそんな人ばかりです。
沖縄移住を果たしたアラサー夫婦さんも、FIREして書籍出版しまくってる寺澤さんも、FIREの先駆者おけいどんさんも、生活費を抑えながらも、幸せな生活を送っています。
そんな生活力のあるFIRE達成者が、生活費が資産収入を上回ったせいでお金がなくなり、FIRE卒業というのは実に考えにくいです。
そして、資産収入が激減したという可能性も低いと思っています。
確かに2022年は、投資家にとって厳しい年です。
- 米国利上げ、ロシア・ウクライナ情勢、米中覇権争いの激化、新型コロナ・それに伴う中国のロックダウン・そして物流の停滞、半導体不足、円安、インフレ、物価高など
- 引用 いま話題の「FIRE卒業」に対して、47歳でFIREした私が思うこと
私も2021年の米国株ブームに乗っかり資産を増やし、意気揚々とFIREを達成しました。
そして、2022年に入り、私の含み益はあっという間に激減し、
本当に人生とはうまくいかないもんですねw
「4%ルール何それ?」状態に陥りましたが、特に支障はありません。
なぜなら、生活費を賄える程度の配当金を貰えるよう高配当株投資もしているからです。
2022年のような予想外の出来事が起こったとしても耐えられるようにポートフォリオを組み、FIREを達成しています。
これは私だけがそうしているのではなく、FIRE達成者はみんなそうしてます。
そのため、たかだか1年下落相場が続いたところで資産が枯渇してしまうなんてことは考えにくいのが正直なところです。
実際に私の周りのFIRE達成者のうち1人も、下落相場に耐えきれず資産が枯渇してしまった人はいません。
そもそも自分の資産の運用益を取り崩して生きている人も1人もいないです。
FIREにおいて最も重要なこと
ということで、FIREを卒業する理由のパターンとして多いのは、圧倒的にこちらかなと思います。
RE(早期リタイア)を文字通り受け取ってしまった人、早期リタイアしたからには、何もしてはいけないという強迫観念が強い人などは、この現象に陥るのではないのでしょうか?
そりゃ毎日働かずに、ボーッとしてたら、誰だって嫌になりますよ。
仮に私もYouTubeを辞めてしまったら、暇に耐えられなくなる自信があります。
そもそもFIREしたら何もせずにぐうたらしなきゃいけないなんて誰が決めたのでしょうか?
早期リタイアしただけであって、また働いてはいけないなんてどこにも書いていません。
今から私が思う最も大事なことを言います。
FIREは人それぞれ
ということです。
ぐうたらするもよし、事業を始めるもよし、趣味に没頭するもよし、海外に移住するもよし、勉強するもよし、ぐうたらしながら事業してもよし、趣味で稼ぐもよし、自分の好きなようにしたらいいのです!
FIREしたみなさんにお任せします!
働かなくてもいいという選択肢があるのがFIREの魅力なのです。
考えてもみてください。FIREせずに生活費のために稼いでいる場合、そんなに選択肢はないはずです。
もちろん早期リタイアもできませんし、会社を辞めて事業を始めるといったこともハードルが高くなります。
つまり、今回のようにFIREを卒業して仕事に戻るというのもFIREの一つの形なのです。
決して「FIREしてみたけど、お金がなくなって生活できなくなったから、また生活費を稼ぐために社畜になる。」ではなく、
「FIREしてみたけど、やっぱり会社員の方が生きがいを感じられたから復職しよう。」
ということだと思います。
自分の幸せを追求するために復職という選択肢を選んだに過ぎないんですよ。
素晴らしいじゃないですか。
もしかしたら、私も今後、気が変わって復職するかもしれません(ありえませんがw)。
その時は、皆さん応援よろしくお願いします。笑
私の周りのFIRE達成者の生き方も本当に人それぞれで面白いです。
- アラサー夫婦 – 夫婦で沖縄に移住し、事業しまくり
- おけいどんさん – メディアでコラム連載しながら、子ども食堂の運営
- 寺澤伸洋さん – これまでの経験を書籍化(累計12万部)
要は、FIREして暇だと思ったらなんかすればいいということです。
ちなみに私は、FIRE生活中ですが、YouTubeを週に1~2回のペースで投稿しているのですが、正直申しますと、忙しさで言ったらサラリーマンの時とそんなに変わらないこともあります。
しかし、サラリーマン時代との大きな違いは、それが苦ではないということです。
私は働くのが嫌いなわけではなく、忙しいのが嫌いなわけではなく、その中身にこだわって生きていきたかったんだなということにFIREして気づきました。
そして、このYouTubeというのは自ら望んで取り組んでいるだけなので苦痛ではありません。
仕事すること自体が楽しさへと昇華するレベルまで来てしまいました。
さらに言うと、生活費のために活動していないことも楽しめてる要因の一つです。YouTubeというのは安定していないので、生活費のために行うと精神的プレッシャーが楽しさを上回ってしまうはずです。
今こうしてYouTube活動を純粋に楽しんでいられるのも、経済的に自立したことによる精神的な余裕あってこそなんだなと改めてFIREしてよかったなと実感しています。
先ほど紹介したFIRE達成者も決して生活費のためにしているわけではなく、好きで自分の事業を行っており、とても輝いています。
この件でFIREへのモチベーションが削がれた人はFIREに向いてない
真面目すぎます。もっと楽観的になりましょう!
サラリーマンのときでも精神的に病んでしまうのは、真面目すぎる人です。
真面目すぎる人は、周りの目や評価を気にしすぎた結果、全てにおいて完璧を求め、失敗を恐れ、他人に迷惑をかけないよう、必要以上にストレスを溜め込んでしまう傾向があります。
これはFIRE後の生活でも同じことが言えます。
FIREというのは、言わば労働からの解放、自由への第一歩です。
にも関わらず、FIRE失敗したらどうしよう、FIRE後に働いたらいけないのかな、とか周りの目を気にして悩み、幸福度を下げるなんて本末転倒すぎます。
FIREしている私に対しても、たまにですがアンチコメントは来ます。前回貰ったのは、「楽をせずに社会のしがらみの中で生きるべきだ」という意見でした。
これに対する私の回答は、「単なる価値観の相違」です。私はそうは思いませんというだけに過ぎません。
社会のしがらみから解放されるチャンスがあるのであれば、手にするべきだと考えています。
おそらくこの人から見たら、私は楽して生きているように見えたのだと思います。
しかし、この生き方を手に入れるためにこれまで一生懸命に努力してきたつもりですし、今も自分の人生楽しむために一生懸命に努力してるので、全く気になりません。
たまに、「FIREする際は、会社になんて言おう」とか「FIREしたら子供に職業なんて言おう」とか気にしてる人がいますが、私からしたらもっと堂々とすればいいと思っています。
FIREを達成するのは容易ではありません。達成したということは、努力を長期に渡って継続し、かつ、結果を残してきたということなのです。
自信を持ってFIREしたことを会社にでも子供にでも伝えればいいんです。
FIREする前から小さいことばかり気にしてる人は、おそらくFIREしてからもっとストレスを溜めてしまうと思うので、向いてないと思います。
ということで、もっと自分に自信を持ち、楽観的になりましょう。
FIREというのは本来楽しいものなのです。
両学長も言っていましたが、どうしても不安な人はFIREコミュニティに入るのも非常におすすめです。
私は、SNSで情報発信をしている関係で、FIRE関係の人と知り合う機会が多いのですが、先ほども言ったように、FIRE達成方法もFIRE後の生活も人それぞれですが、生き方・考え方・悩みなど共通点もあり、話していてめちゃくちゃ面白いのし、刺激も貰えるし、最高です。
自分にとってのFIREとは
先ほども言いましたが、私にとってFIREするうえで最も大切なことは、FIREは人それぞれだということです。
FIREする人がいればいるほど、FIREの形はそれだけ増えます。
FIREはこうあるべきだと誰かに干渉されることはありえません。
仮に干渉されたとしても放っておけば良いのです。
自分にとってのFIREを常に心の中で持っておくと良いと思います。
ちなみに私にとってのFIREは、「経済的に自立して、自分の人生を自分の好きなように楽しく生きる」です。
そして、現在私はSNSを通して、悩めるサラリーマンたちにFIREという新しい選択肢があることを知ってもらうこと、育児を楽しむこと、海外に移住して経験値を高めることを目指しています。
これが私の現在のFIREの在り方です。
これはまた変わるかもしれませんし、どうなるかは誰にも分かりませんが、全力でFIRE生活を楽しんでいきたいと思っています。
私は寺澤さんの書籍に書いてあるFIREも好きです。
「FIREのREは、一般的なRetire Earlyではなく、人生のRestartのREだ」
是非みなさんにとってのFIREとは何かを教えていただけると嬉しいです!
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。