どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在は海外移住に向けて準備中の一般男性でございます。
先日6/3にNHKで放送されたクローズアップ現代+に少しだけ出演しました。
その際は、ライブ配信を行いながらみなさんと一緒にわちゃわちゃ視聴させて頂きました。ライブ配信の様子はアーカイブに残してありますので、よかったらご覧ください。
結局1,200人もの方と一緒にわちゃわちゃと視聴することができて、めちゃくちゃ楽しかったです。
3人くらいしか集まらないかと思ってました。笑
せっかくですので、今回は取材に至った経緯、番組を見て気になった点について紹介したいと思います。
まず、一体何の話をしているのかなんのこっちゃという人のために一応説明しますと、先日6/3にNHKで放送されたクローズアップ現代+にて、
“さらばサラリーマン”人生100年時代の生き方
というコンセプトで、今までの「新卒で入社し定年まで勤め上げる日本型雇用」がどんどん揺らぐ中、企業や働く人たちの間で注目を集めている新たな働き方について特集がありました。
その特集のなかでは、シニア世代と若者世代にそれぞれフォーカスしていて、私はその若者世代の1人として出演させて頂きました。
取材に至った経緯
私同様FIRE系の情報を発信されているぱすたおさん経由で、NHKのディレクターさんが私に取材をしたいという旨を聞いたのがきっかけです。
ぱすたおさんがその人のことを決して怪しい人ではないと仰っていたので、私も安心して連絡できました。笑
最初は怪しいと思ってました。笑
取材は合計で3回行いました。
最初はZoomによる1時間の挨拶を含めたインタビュー
2回目は近くのスタバで1時間のより深堀りしたインタビュー
そして、最後は私の家にて1日がかりで密着インタビュー
そうなんですよ。
かなり入念に行いました。
取材を受け入れた理由
正直、テレビの情報番組で特集されることに対して、ネガティブな印象しかありませんでした。
新卒で入社して定年まで勤め上げることが当たり前だった世代が多くいるなかで、この新しい働き方に対する印象というのはその番組でどう取り上げられるかでだいぶ変わってくると思っています。
例えば、「仕事が辛いからなるべく早く退職して、後は好きなことだけしていきたいと考えている若者が増えてます」などとテレビで取り扱われて、タレントがそれに対して適当に感想を述べるといった内容だとマイナスな印象しか視聴者には与えられないですよね。
しかし、NHKの方のお話を伺っていくうちに、その番組では取材を受ける人ひとりひとりのストーリーにフォーカスをあてて、その人が「なぜ早期退職を目指しているか」などの思いを深堀りしていくということが理解できたので、それだったら見ている方にしっかり共感と理解をしてもらえるかもしれないと期待することができたので取材を受けさせて頂きました。
実際に番組を見て気になった点
正直、ライブ配信が予想以上に盛り上がったため、番組内容があまり頭に入ってきませんでした。笑
ということで番組を改めて見直してみました。笑
FIREという言葉をあえて使っていなかったこと
FIREという言葉は個人的にはキャッチーで好きではありますが、直訳としては経済的に自立して早期退職するという意味になってしまうので、この言葉を使うとなるとどうしても経済的に自立する方法とか早期退職した後何するかというところに焦点を当てがちになってしまいます。
しかし、私個人の思いとしては、経済的に自立する方法や早期退職後に何するかよりも、なぜそういう考え方に注目が集まっているのかということのほうが大事だと思っております。
今回はあえてこの言葉を使わずに、今現在日本の雇用システムによって生じている問題とその中でサラリーマンがどう考えて、どう行動しているか、今後は何が必要とされてくるのかを説明することによって、現役サラリーマンにとってより共感できるものになったのではないかなと感じました。
そして、共感したサラリーマンが自分で調べることで、FIREという考え方を知るいいきっかけになったのではないかと思います。
リンダ・グラットンさんを解説に向かえたこと
リンダ・グラットンさんとは、1つの会社でキャリアを終えることにとらわれず、多様な働き方や生き方を組み合わせて人生100年時代を生きぬく『ライフシフト』を提唱された方です。
ライフシフトとはどういうものかと簡単に説明しますと、私達の親世代というのは、教育→仕事→引退という3つの固定化されたステージで人生を考えてきたはずですが、
人生100年時代が到来する中で、新たな学びを繰り返しながら新しい仕事に挑戦していくという、マルチステージの生き方に変えていかなければならないということを意味しています。
そのリンダグラットンが番組内で仰っていたことで印象的だったのが、
日本の皆さんに伝えたいのは、「70歳まで働きましょう」ということです。しかし、会社を辞めてはいけないという話ではありません。ほかのこと、例えば自分がやりたいビジネスを始めるのも、ボランティア活動を行うのもよいでしょう。とにかく高齢化が進む日本では、70代の人もまだまだ働く能力があって、社会に貢献できる存在です。そのことを社会全体で認識すべきです。
まさに私が日々思っていることとマッチしたので、かなり心に響きました。
今までの日本では、「働く=定年まで勤め上げる」というイメージが強いため、必然的に「早期退職=働かない」というイメージにも繋がってしまうと思っています。
しかし、これからはリンダさんの言う通り「働く」方法も様々なパターンが存在していくと思っています。
早期退職というのもそれを実現するためのひとつの手段でしかありません。
私が早期退職した理由も、自分の好きな仕事を好きなタイミングでしていきたいと考えていたためです。
これから死ぬまで、「仕事」「勉強」「子育て」などを上手く組み合わせながら楽しみながら取り組んで生きたいと願っております。
そして、それらを経済的リスクをなるべく抑えて、実現させるために「経済的自立」が必要とされてくるのかなと考えています。
NHKさん、素晴らしい番組をつくっていただき本当にありがとうございました!
今回は、以上です。ぜひYouTubeもご覧いただけるとうれしいです!