どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日FIREを達成し、タイに移住した一般男性です。
現在は、配当金とYouTubeの収益、コミュニティ運営で生活をしているサイドFIRE民です。
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そういば最近、昔の友人に新NISA始めようと思うんだけど、S&P500と全世界株式(オルカン)どっちがいいの?って聞かれたわ。
寄せるSNS民
結局アメリカが最強!!S&P500に投資しときゃ間違いないっしょ!!
分散投資が投資の鉄則!オルカンしか勝たん!現代ポートフォリオ理論で最強!
たしかに、この疑問は最近よく耳にするね。SNSを見ていても色々な意見があって特に投資初心者は迷ってしまうよね。
どっちも最強なら2つ持てばいいのか!
安易に決めるのは良くない!この記事を最後まで読んでちゃんとS&P500と全世界株のことを理解したうえで自分がどうするのか選択してほしい!
そこで今日はタイトルの通り、S&P500と全世界株式の2つ持ちはアリかナシか見ていきたいと思います!
今回は特別に私が運営するFIRE Hubでしか聞けない投資歴も長く、非常にマネリテが高いメンバーの意見も一緒にご紹介します。
私たちも普通に生活していたらこんなマネリテの高い人の生の声を聞く機会なんてないから、勉強になってるわよね。
- 【投資のプロフェッショナル!FIRE民の最適解は?】
- 【FIRE民が教える新NISA攻略法⁈】
- 【S&P500とオルカンの特徴】
- 【新NISAで一番大事なこと】
投資先はあなたの性格に関係するかも?
どっちに投資をするかで悩みすぎいていてなかなか新NISAを始められていない人が多いよね。
両方もつのは中途半端になっちゃうって考えている人も多そう。
SNSでは2つに投資することを馬鹿にしている人も目にするね。
2つ持ちなんて意味ない!早くやめた方がいいよ~
結論からいうと、2つ持つことで安心できて長く保有できるならそれでいいと思います。
なぜなら投資は資産が減ってしまう不安やストレスを持ちながらやるものではないからです。
しかも、投資のいいところは人それぞれ投資のスタイルがあって、どれを選択してもしっかり利益が出れば間違っているということはないのです。
利益が出るということに関していえば、2つとも良い商品であることに変わりはありませんので、長期で見れば、現金で保有するよりも利益があることは自明です。
ちなみにげんちゃんはどっちかしか買えないとするならばどっちを買う?
難しい質問だけど、どっちかしか買えないという条件ならS&P500かな。実際に2つ持つとどうなるか分かりやすい図で見てみよう。
まずは2009年から2024年までS&P500と全世界株式とその両方に半分ずつ投資して運用した場合のシミュレーションを見てみよう。
最大下落率も両方持ちの場合は中間のパフォーマンスになっているね。
分かりづらい人のためにどういうことか次の簡略化した図を使ってみてみよう。
このグラフからも分かるように両者を半々で持つと常にS&P500と全世界株の真ん中のリターンになるよ。
2つ持ちのグラフはアメリカのグラフに引っ張られて、上にも下にもいく可能性があるってこと。結局、2つ持ちはアメリカの経済次第ってことよね。
ちなみに下の全世界株式の国別構成比率を見るとアメリカが60%を占めているので、両方持ちをするということはさらにアメリカの比率を上げていることになるんだ。
そういうこと。だからよく「アメリカor全世界株どっちが伸びるかわからないから半々を買う!」って人がいるんだけど、結局アメリカ次第なんだからその理論はおかしいよね。
それなら全世界株で 平均点が取れるならその方が安心な気がするわ。
のりちゃんみたいに平均点をずっと出し続けたいタイプは、全世界株がおすすめかもね。
結局、何が最適かはわからないし、結果論でしかないってこと。
アメリカが強かったら2つ持ちなんかせずS&P500一本にしとけばよかったって思うし、全世界株が強かったら2つ持ちなんかせず全世界株1本にしとけばよかったと思います。
しかしこう考えることもできます。
全世界株1本に投資をしていてアメリカが強かったら2つ持ちをしとけばよかったとも思えます。S&P500一本に投資をしていて全世界株が強かったら2つ持ちをしておけばよかった とも思えます
つまり考え方次第ってことなんだよね。これはその人の考え方も関係してくるから一概に何が正解かは言えない。
しかも同じ株というアセットに投資をしていることには変わりありませんから、大きく見るとどれか1本にするのか2つ持ちをするのかはあまり重要ではないということが分かります。
そうは言っても、投資で成功してFIREを達成した人たちがどんな答えを持っているのか気になるよね。
FIRE民が考える2つ持ちはアリかナシか⁈
ここでコミュニティのFIRE民にリアルな意見を聞いてみたので紹介します!
投資で成功を収めてきた人の意見がここまでリアルに聞けるのはコミュニティーの強みだよね。
しかもみんな優しく投資初心者の質問に答えてくれるのが本当に安心できるわよね。
新NISAで少しでも困っている方はFIRE Hub本当におすすめです!
アリかナシかで言ったら、アリなのではと思います。
一般的にはオルカンの中に米国が6割占めているので、 2つ持ちは米国の比率を上げるだけだから、だったらSP500だけ買えば良いって言われている。本来リスク分散の為にオルカンをかってるのに、リスク分散にはならないと。ただ少なからず米国以外の保有をしているという点に着目をして見れば、リスク分散という意味では、100% 米国よりマシかな。
全世界株を買うだけで国分散はできているのにそこにアメリカの比率を上げてもあんまり国分散としての意味はあんまり期待できないですよね。
アリ!INDEXは全部持つ!資産推移を見比べて楽しんじゃいます!NADAQ100とレバナスもwww
新しい視点ですね!楽しければ全然アリ!!私もそう思いますね!
最近SNSでもよく見ますね。
「意味は無し」という前置きをしつつ、アリかナシかで言えばアリですね。
全世界の時価総額加重平均をやってるのがオルカンなので、理屈で言えば長期的にオルカン一本で完結するはずですが、今圧倒的に強いアメリカの成長も享受しておきたいという下心が両持ちの理由かなって思ってます。
「オルカンがコアだけど、NVIDIAやSOXLも欲張って買っちゃう」のと同じ理屈ですね。
ステーキだけで良いのにハンバーグ&ステーキ&チキンのミックスセットがいい、みたいな感じです(笑)
それで言えば、私もS&P500を半分、NASDAQ100を半分なので、アメリカの上位銘柄比率上げてるだけで、どっちつかずで非効率ですが、精神衛生上は楽しいです。
国分散ではなく、コアとサテライトもしくは、欲望満たしという観点なら2つ持ちもアリということですね。
個人の選択としてはもちろんアリですし、悪手でもないと思いますが、自分自身の選択肢としては”ナシ”ですね…!
分散という観点から、S&P500とオルカンは相関が高く(ACWI ETF設定来で相関係数0.96)、両方をポートフォリオに組み入れることによる分散効果が期待しにくいというのが理由のひとつです。
また、リスク(ボラティリティ)とリターンに分けて考えた時に、リターンは同じ指数でも切り取る期間によって変化しますが、リスクはほとんど変わらない傾向がある中、オルカンはS&P500よりリスクが高いです。
さらに直近30年ほどはリターンもS&P500の方が高いわけですが、その要因としては米国市場の健全性・効率性があると思います。(それ以前は日本株の高度経済成長からのバブル突入がチートすぎたとも言えるでしょう)
この米国優位な状況が変わるとしたら、テクノロジーの進歩などによって地域差が小さくなり、世界がフラット化するのがメインのシナリオだと考えていて、そうなるとオルカンとS&P500は今以上に同じ動きをすることになるので、現時点でより好調なS&P500を保有していた方が有利です。
さまざまなバックテストを見たり試したりしてきた中で学んだことに、長期投資においては序盤の騰落が後々かなり響くということがあり、その学びからも、現時点でより好調なS&P500を選択することになります。
(実際にはNASDAQ100一本です😎)
やはり両方持つということは、リスク分散にはなりづらく飽くまで精神的に安心できるという理由が大きいですね。
否定はしませんが、自分的にはナシです。
SP500とオルカンを持つと考えるような投資方針(分散投資を基本とする)であれば、株式はオルカン一択で世界平均を取るのが良いと思います。更に、コモディティ枠にゴールドとBTC、債券枠が欲しいならば何か適当に(現金でも良い)という感じと思います。
ここにトッピングを加えて(遊び枠)、趣味で何かを追加するならば、個別株でもインデックスETFでも仮想通貨でも好きに追加すれば良いですが、その比率は合計でも全体に対して20%程度かと思います。
問題は、投資比率ですが、これは正解がなかなか分かりません。私は、現時点ではコモディティを厚め(50%とか)、債券は薄目(10%とか)にするのが良いと思っていますが、特段の自信があるわけでは無いです。
バフェットのような集中投資を基本方針とする投資スタイルであれば、また、全然違う投資配分になるかと思います。
後ほど解説しますが、SP500もオルカンも所詮は同じ株式なので、リスク分散を考えるならば金や債券に分散した方がいいということですね。
私はどちらかに全ぶりでも、50:50(笑)でも、どの選択でも「アリ」だと思います! もし間違いがあるとすれば、悩んで走り出せていない事、、これだけが「ナシ」です!!
私はアリです。
例え話、砂漠で死にそうなときに「塩水」か「スポドリ」どちらを選ぶか?で考えています。笑
ちゃんと栄養素を分析できる人は、
・添加物等の余分な物は不要だから絶対「塩水」がいい。
・糖分も欲しいし、味も美味しいから「スポドリ」に決まっている。
両方持つなんて、不要なものを持つことになるから邪道だ。と考えます。
ただし、インデックスの良さは、
細かく分析できない人(初心者)でも合格点を取れることだと思います。
初心者にとって、
「塩水」だけだと「スポドリ」持ってないことを後悔するかもしれない(その逆も)
と考えるぐらいなら、一刻も早く両方飲む。
そうすれば砂漠で生きていける。(合格点取れる)
なのかと思っています。
分析できる人にとっては邪道。
別に投資にそれほど力入れたくないけど迷っているなら両持ちすればいい。
と思います。
色んな意見があるわね。人によって多少考えは違えど、絶対ナシ!と言っている人はいない。
投資のプロフェッショナルでさえ色んな意見があるね。つまり初心者の人がいくら悩んでどっちにしようと悩む時間は無駄かも。結局は新NISAを始めるなら最後のメンバーHさんの言う通り、悩んで一歩踏み出せていないことだけはナシってこと!!
アメリカが他の国に覇権を取られたらどうなる?
ちなみにアメリカの経済が衰退して、他の国に覇権を取られたらどうなるか考えてみよう。
2つ持ちしたいと考えている人のほとんどがアメリカ経済がこのまま堅調で着実に成長してくれるか心配な人が多いみたい。
結論からいうと世界経済が成長する限りアメリカも恩恵を受けられるよ。
抱える若者
え、どうして?他の国に覇権を取られたらリターンもマイナスになるんじゃないの?
もし仮に覇権を取られた国の経済が伸びないのなら、アメリカに覇権を取られた他のヨーロッパの国の経済が今も伸びているのはおかしいよね。
抱える若者
たしかに・・・つまり全世界で経済成長すれば、ほとんどの国は恩恵を受けれるってことか。
それではまず下の図をご覧ください。
セクターごとのS&P500構成銘柄の海外売上比率を表しているんだ。※今回は地域の内訳について言及する必要がないので割愛。
公益事業とヘルスケアを除くと、全てのセクターで海外売上高比率が20%を超えているのが分かるね。
ITセクター及び素材セクターはそれぞれ驚異の50%超。S&P500銘柄の多くが本社は米国内にあるにもかかわらず売上は米国外からガッポリ稼いでいるということ。
つまりビジネスを世界で展開していて、S&P500構成企業は、世界分散投資をしているってことね。
つまり言い換えるならば、S&P500に投資をするということは全世界に少なくとも20%以上投資をするのと変わらないということなんだ。
今話題のインドやアフリカが今後成長したとしてもS&P500も少しは恩恵を受けられるってことか!
しかもアメリカは外需だけじゃなく内需もバッチリなんだよね。
そうなんだ。現在は3億3000万人のアメリカの人口が2100年までに4億3000万人まで増えるんだって。日本一国分ぐらいの経済がまだアメリカで成長する余力があるってことだね。
しかもまだあと77年もあるから私たちが生きている内は安泰かもね!
仮に覇権を奪われたからといって 株価が成長しないわけじゃない。実際、覇権をアメリカに取られたイギリスの株価はずっと上がってるんだ。
ほんとね。右肩上がりで成長してる!
両方持ち議論よりも大事なこと。
ここまで色々と話してきたけれど、投資をする人、本人にとって心地が良いのであれば、2つ持ちを推奨するわけではないけれどアリということ。
投資で大事なのは、時間を味方につけるために早く投資を始めて長期間運用することと…
それに加え、アセットアロケーションが大事ってことだね!
投資をする上で、資産(株式、債券、不動産、商品など)をどの程度の割合で資金を分配するのかを決定するプロセス。
アセットアロケーションを決める際にもっとも重要なことは、リスクを考えながら分散投資をすることです。リスク許容度にあわせて、無理のない組み合わせを検討しましょう。
リスクの許容範囲はライフステージや状況、考え方によって変わってくるから将来の状況や投資目標をよく検討しよう。
例えば、年齢が若ければリスクの高い投資で失敗しても、立て直すチャンスは十分にあると考えられるよね。
ちなみに全世界株に70%現金もしくは 債券に30%これが管理が楽なアセットアロケーション。
ただ投資に慣れてくると現金で持つことよりも投資したいと思ってくるから現金の比率を下げても何も感じなくなるよ。(笑)
あと債券は大きなリターンを狙うというよりは守りの投資だから資産が2~3億円くらいになってから検討するでも遅くないと思う。
新NISAを始める際は、自分に合ったアセットアロケーションも検討したいわね。
投資の基本に立ち戻る
2つ持ちの是非に話を戻して、アセットロケーションで必要な分散投資においてS&P500も全世界株も同じ株という資産という意味では変わらないということ。
全世界株においても国別構成比率は現在、約60%がアメリカに投資されているんだ。
半分以上がアメリカなのね。
そういうこと。つまり全世界株に投資をしても最強のアメリカに6割は投資されているんだ。
しかも仮にアメリカが衰退して他の国が成長した場合はこの比率を自動で変えて(リバランスして)投資をしてくれるのよね。
全世界株式は現代ポートフォリオ理論において最適な国別構成比率にしてくれるのでここで2つ持ちをしたらアメリカの比率が上がってこの比率が崩れてきてしまう。
それでも精神安定上、両方持ちをすることによって投資が楽しくなったり、ストレスなくできるのであれば全然アリだね。
まとめ
結局のところ、今日のこの記事で紹介してきた通り、S&P500 が半値になったら全世界株もそれに近い値動きをするし、全世界株も半値になったらS&P500もそれに近い値動きをする。投資で大事なのはリターンに目移りして売買を繰り返さないこと。長期ガチホが一番。
悩みすぎて投資に一歩踏み出さないのもNGね。後に目移りする心配があるなら最初から2つ持ちもアリ。自分の考えに合った商品を選択してみてね!
それでも自分で投資先を決めるのは不安…という人、資産形成や投資について周りに相談できる仲間が欲しい方はぜひFIRE Hubへ!