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【市場平均を超えろ】低リスク高リターン!景気後退突入前に仕込んでおきたい米国株ETFを2つ紹介

GENKI

どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在は海外移住に向けて準備中の一般男性でございます。

7月1日の米国株は反発しました!

S&P500は+1.06%!

その理由としては、米長期金利が大幅に低下し、株買いを誘ったようです。

こちらは米10年債利回りのチャートですが、現在2.889%まで下落しています。

S&P500のセクター別パフォーマンスを見てみると

昨晩は全てのセクターでプラスを記録しております。

直近数ヶ月で見ると、エネルギーセクターがやられており、生活必需品やヘルスケアセクターが健闘しています。

これはどういう状況かと言いますと、米経済を支えてきた個人消費が減速し、リセッション(景気後退)入りが現実味を帯びてきたということになります。

足元の経済指標を見ると、着実にリセッションに近づいており、将来の株価は一段と下落するリスクがあります。

景気が弱い時というのは、生活必需品ヘルスケアなどの景気の動向にあまり左右されにくいセクターに資金が集まる傾向があります。

しかし、長期で見ればあまり気にしすぎる必要はないと思っています。

むしろ下落相場である今は、絶好の買い場であるかもしれません。

これまで私のようにVOOなどのインデックスファンドに積立投資をしてきている人は、継続してそれを続けていくことをおすすめします。

なぜなら、今後の株価を予想することなんて誰にもできませんし、底になったら買い増すなんていう器用なことは誰にもできません。

しかし、将来のリセッションに備えて、インデックスファンドとは別に投資をしたい人は、生活必需品株やヘルスケア株がおすすめです。

これらのセクターはいずれも業績が景気に左右されにくいので、比較的安定したパフォーマンスと配当を得ることができるからです。

ということで今回は、

今のうちに仕込んでおきたい不況に強い米国株ETFを2つ紹介します。

なぜ個別株ではないかというと、個別株は難しいからです。

同じセクターの中でもとてつもない量の銘柄があり、それぞれ良し悪しがありますから投資判断の難易度は高くなります。

ETFの場合、セクター全体に分散投資ができるため、どれか一つが調子が悪くても影響は限定的になるためおすすめです。

動画でも解説しておりますので、是非ご覧ください!

VDC バンガード・米国生活必需品・セクター ETF

みなさんご存知でしょうか?

P&G、コカコーラ、コストコなど日々の生活に必要な生活必需品を扱う企業を集めたETFです。

生活必需品というのは不況になろうが日々使うものなので、安定しています。

項目内容備考
運用会社Vanguard
設定日2004/1/30
指数MSCI US IMI Energy 25/50 Index
経費率0.1%VOO 0.03%
構成銘柄102銘柄
配当利回り2.29%VOO 1.62% VYM 3.13%

経費率はVOOやVTIなどの低コストETFに比べると高いですが、許容範囲内です。

構成銘柄にはP&Gやコカコーラなどの高配当銘柄としても有名な企業が存在しているため、配当利回りも高配当銘柄並みに高い水準となっています。

構成銘柄

P&G、コカコーラ、ペプシコ、コストコなど聞いたことあるような企業ばかりです。

コルゲートはアメリカで有名な歯磨き粉ですね。

私はアメリカに行くたびにコルゲートの歯磨き粉を大量に買い込みます。

なぜなら、ホワイトニングの要素が日本のそれよりも強力だからです。

みなさんもアメリカに行かれた際はぜひ買ってみてください。

セクターを見てみると、家庭用品、スーパーマーケット、ソフトドンク、タバコが多く占めています。

設定来リターン

VDCが設定された2004年から現在までのリターンをS&P500と比較した結果

S&P5002.4倍
VDC2.7倍

そこまで差があるわけではないですが、VDCの方がパフォーマンスがいいんです。

リーマンショック時の下落率

そして、VDCの特徴として特筆すべきなのは、安定感です。

リーマンショック時の下落率を比較すると
S&P500-56%
VDC-35.2%

VDCが圧倒的に暴落耐性が高いことが分かります。

そして、元の株価まで戻るのに費やした期間は、S&P500は約5年半、VDCは約3年とVDCの方が2年も早いんです!

年初来リターン

年初来のリターンを見てみると

S&P500-19.9%
VDC-7.3%

S&P500の半分以下の下落率となっており、非常にメンタルに優しいETFとなっております。

リターンが欲しいけど、安定も欲しい人の一つの選択肢となると思います。

VHT バンガード・米国ヘルスケア・セクター ETF

項目内容備考
運用会社Vanguard
設定日2004/1/30
指数MSCI US IMI Health Care 25/50 Index
経費率0.1%VOO 0.03%
構成銘柄445銘柄
配当利回り1.36%VOO 1.62% VYM 3.13%

運用会社も設定日もVDCと同じです。

配当利回りはVDCよりも低いですが、それでも1.36%は一般のETFに比べたら高いです。

構成銘柄

J&Jなどの我々も知っているような企業もありますが、多くは医療関係者などには馴染み深い企業が多い印象です。

セクターをみるとバイオテクノロジー、ヘルスケア機器、医薬品で63%を占めている。

設定来リターン

設定日である2004年からのリターンをVHT、S&P500とVDCで比較すると

S&P5002.4倍
VDC2.7倍
VHT3.7倍

なんとVHTがVDCを超えて、最も高いパフォーマンスを叩き出しているんです!

リーマンショック時の下落率

リーマンショック時におけるVHTの下落率はというと

S&P500-56%
VDC-35.2%
VHT-37%

やはりVDC同様、VHTも下落耐性が強いことが分かります。

そして、元の株価まで戻るのにS&P500は約5年半、VDCは約3年、VHTも約3年となっております。

年初来リターン

年初来のリターンを見てみると

S&P500-19.9%
VDC-7.3%
VHT-10.5%

VDC同様、メンタルに優しいETFだということが分かります。

分配金再投資をした場合のリターン比較

2005年1月に$10,000を投資した場合、2022年6月までの17年間でいくらになったのかシミュレーションしたいと思います。

最終金額

S&P500$44,140
VDC$50,502
VHT$60,308

そこまで大差がついたわけではありませんが、分配金を再投資した場合もVHTが最も高いパフォーマンスで、次いでVDCとなりました。

年率平均リターン

S&P5008.85%
VDC9.7%
VHT10.81%

年率平均リターンにおいてもそこまでの差は見受けられませんでした。

リスク

S&P50014.82%
VDC11.41%
VHT14.06%

しかし、リスクとなるとVDCが最も低くなっており、下落相場でも安定していることが分かります。

最もパフォーマンスが低かった年の下落率

S&P500-37.02%
VDC-16.57%
VHT-23.33%

VDCはS&P500の半分以下、VHTは60%くらいに収まっていることが分かります。

リーマンショック時の下落率

S&P500-50.78%
VDC-29.37%
VHT-35.10%

VDCはS&P500の半分くらいの下落、VHTは70%くらいの下落に収まっていました。

積立投資をした場合のリターン比較

2005年1月に$10,000投資して、分配金を再投資しながら毎月$1,000を積立投資する場合、2022年6月までの17年間でいくらになったのかシミュレーションしたいと思います。

最終金額

S&P500$729,689
VDC$697,189
VHT$877,391

下落相場でも積立投資を継続した場合、上昇局面においてはテクノロジー銘柄も含まれているS&P500が強いと思っていましたが、なんとVHTが最も大きい金額となりました。

リスク

S&P50014.82%
VDC11.41%
VHT14.06%

しかし、リスクとなるとVDCが最も低くなっており、下落相場でも安定していることが分かります。

最もパフォーマンスが低かった年の下落率

S&P500-37.02%
VDC-16.57%
VHT-23.33%

VDCはS&P500の半分以下、VHTは60%くらいに収まっていることが分かります。

リーマンショック時の下落率

S&P500-33.49%
VDC-18.11%
VHT-20.09%

上昇局面ではやはりSP500が強いと思ったが、なんとVHTが最も大きい金額となった

やはり積立投資の場合も同様にS&P500に比べるとVDC及びVHTのリスクは低いことが分かります。

そして、途中の期間を見ると、VDCもS&P500よりパフォーマンスが高い時期もあるため、十分に安定していると言えます。

まとめ

項目VDCVHT備考
運用会社VanguardVanguard
設定日2004/1/302004/1/30
指数MSCI US IMI Energy 25/50 IndexMSCI US IMI Health Care 25/50 Index
経費率0.1%0.1%VOO 0.03%
構成銘柄102銘柄445銘柄
配当利回り2.29%1.36%VOO 1.62% VYM 3.13%
設定来リターン2.7倍3.7倍S&P500 2.4倍
年初来リターン-7.3%-10.5%S&P500 -19.9%

これまで見てきたように設定来から17年間、リターンも安定していて、暴落耐性も高いVDCとVHTを持っていても損はないと思います。

既にVOOやVTIなどのインデックスファンドに積立投資をしてきている人は、継続してそれを続けていくことをおすすめしますが、これからの景気後退局面でなるべく資産を減らしたくないけど、それなりのリターンが欲しい、そして、配当も欲しいという方にはおすすめのETFです。

しかし、やはりセクターETFということで偏りがあるため、ポートフォリオのメインとして持つにはおすすめしません。

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