どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在は海外移住に向けて準備中の一般男性でございます。
今回は、SBIが2021年6月29日より新たに販売を開始する「SBI・V・米国高配当株式インデックス」についての紹介とそれが買いかどうか私の考えも紹介したいと思います。
結論から言うと、買いではありません。
SBI・V・米国高配当株式インデックスとは?
そもそも投資信託というのは、ETFと違って1円単位で購入できたり、円からドルにドルから円に換金するための為替手数料が必要なかったり、税金を払うことなく分配金の再投資を自動で行うことができたりと、様々なメリットがあります。
それでもなお私が投資信託ではなく、ETFを利用している理由のひとつに高配当株式に投資できる魅力的な商品が投資信託が存在していないという理由が挙げられます。
私が、投資信託ではなく米国ETFを利用している理由については以下の動画をご覧ください。
もちろんETFにはあります。
そうです。みんな大好きSPYD、HDV、そして、VYMです。
これと同等の商品が、投資信託にもし存在するとなれば、もうそれでいいじゃないということにもなり得るわけです。
そんななか、なんとSBIがヴァンガード社のETFを組み入れた低コストインデックスファンドをSBI・Vシリーズとして2021年6月29日より3本を商品化して販売していくことを発表しました。
その3本というのが、以下の3つとなります。
- SBI・V・全米株式インデックス
- SBI・V・S&P500インデックス
- SBI・V・米国高配当株式インデックス
今回は、そのなかの「SBI・V・米国高配当株式インデックス」に焦点を当てていきたいと思います。
この新ファンド、なんと中身はあのVYMと全く一緒なんです。
VYMっていうのは、私が過去の動画でも言っているように「迷ったらVYM」に投資しておけばいいとまで思っているオススメ米国高配当ETFです。
なぜなら、保有しているだけで分配金ももらえて、増配も期待できて、株価の上昇も期待できる、いつ見ても安心安定のETFだからです。
特にインカムゲインとキャピタルゲインどちらを優先したらいいのかよく分かっていないなどの自分の投資スタイル、目的が定まっていない人にとっては、魅力的な商品だと思います。
信託報酬率
投資信託を選ぶ上でやはり拘りたいのが、信託報酬率ですよね。
信託報酬というのは、つまり運用手数料みたいなものです。
投資信託のなかには、この信託報酬が高いぼったくりみたいな商品も数多くあります。
こちらは、SBI・V・米国高配当株式インデックスと中身がまったく同じである楽天・米国高配当株式インデックスの信託報酬を比較したものです。
ご覧の通り、十分安い信託報酬となっております。
米国高配当株に投資できる商品のなかでは、最も低い水準となっております。
まだSBI・V・米国高配当株式インデックスの実質コストはまだ判明しておりませんが、おそらく楽天よりも安くなってくると思います。
そのため、長期的に見たらSBI・V・高配当株式のほうがトータルリターンは大きくなるかもしれません。
注意点
ここまで聞くと、かなり魅力的な投資信託に思えてきますよね。
これから高配当株投資をして、定期的なキャッシュフローを生み出したいと考えている人にとっては、本家VYMよりも手間とコストがかからないSBI・V・米国高配当株式インデックスにこれから積立していこうと思ってしまうのではないでしょうか?
ただ、このインデックス・ファンドには、注意しなければならない点がございます。
実は、SBI・VYMと中身が同じである楽天VYMは、過去に分配金を一度も出しておらず、投資信託内で自動的に再投資に回されているんですよ。
ということは、(まだ判明はしておりませんが)おそらくSBI・VYMも楽天同様分配金を出さない可能性が高いということです。(投資信託の仕組み上、分配金を出すと基準価額が下がってしまうため、無分配の商品が多い)
これは罠ですね。笑
もしそうなった場合、SBI・VYMに投資したからといって、定期的なインカムゲインを得ることができなくなります。
つまり、株価の上昇による売却益を狙うしかなくなります。
確かにVYMというのは、売却益も期待できるくらい株価も堅調ですが、本当に売却益を狙いにいくなら、VYMなんかに投資するよりもS&P500や全米株式に投資したほうが間違いないです。
そして、分配金狙いなら、本家VYMに投資したほうがいいということになります。
買いか?
買いか買いではないかは、分配金次第ということになります。
例によって無分配ですと、投資する価値は低く、SBI・Vシリーズの他のインデックスファンドに投資したほうが良いです。
万が一、分配金を出すようであれば、手間とコストも掛からないこちらの商品も選択肢に入れてもいいのではないかと思います。
ちなみにSBI・Vシリーズの他の商品はもっと魅力的です。それについては、別の機会に説明します。
これらを取り扱う証券会社はまだ発表されておりませんが、SBI証券では確実に取引可能であるため、まだ株式投資していない人は、これを機会に口座開設してみてはいかがでしょうか?
今回は、以上です。ぜひYouTubeもご覧いただけるとうれしいです!