どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在は海外移住に向けて準備中の一般男性です。
- 景気後退確実と言われているなかでも、米国株を買い続けている理由
- 長期投資家が絶対にやってはいけないこと
- 円安でも米国株を買い続けている理由
以前の記事にて、海外移住する関係で日本の国内証券口座を解約しなければならず、これまで積み立ててきたインデックスファンドを徐々に取り崩しています。
そして、取り崩したことにより手に入れたキャッシュを海外の証券口座に移し、早速私は米国株を買い始めています。
現在は、SPLGというS&P500に投資できる米国ETFに150万円程度投資済みです。
ということで、景気後退確実と言われているなかでも、米国株を買い続けている理由について紹介します。
悲観的なマーケットほど投資妙味があるから
悲観的なニュースが多くなりました。というかそればっかりです。
こちらは18日にブルームバーグで見つけた記事です。
米経済が向こう1年間にリセッション(景気後退)に陥るのは事実上確実となったことが、ブルームバーグ・エコノミクスの予測モデルで示された。11月の中間選挙を控えたバイデン米大統領に経済面で打撃となり得る。
エコノミストのアナ・ウォン、イライザ・ウィンガー両氏が最新の予測モデルでリセッション確率をはじき出したところ、2023年10月まで(向こう1年間)に景気が落ち込む確率は100%となった。前回の分析では65%だった。
このモデルでは向こう1年間のリセッション確率が100%に達しただけでなく、もっと短い期間の確率も上昇した。11カ月以内の確率は73%と、前回分析の30%から上昇。10カ月以内の確率は前回ゼロだったのが、25%に上がった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-17/RJWHRST0AFBO01
こちらの11日の記事では6-9ヶ月後にリセッション入りと記載されてます。
S&P500種株価指数については「一段の下落余地があるかもしれない」とし、「さらに20%」下げる可能性があると語った。年初来ではほぼ25%下げている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-10/RJJVBQDWLU6A01
さらにその中では、S&P500はこの先さらに20%下げるとまで言われてます。
流石に悲観的なニュースが多すぎますね。
こういう弱気な投資家が多い悲観的なマーケットというのは、何かいい材料が出た瞬間に、急騰する可能性があります。
こちらは、ブルベア指数と呼ばれる米国の個人投資家が今後6ヶ月の株式市場について、どの程度強気(ブル)か、弱気(ベア)か、中立かを数値化した指標があるんですが、過去の傾向を見ると、弱気の割合が増えた後に米国株は上昇しやすい、強気の割合が増えた後に頭打ちをしやすい傾向があります。
現在は、2020年3月のコロナショックの時を余裕で超えるほどの水準であり、リーマンショック時と同程度で、いかに弱気な相場かを示しています。
Twitterでも以下のように呟いたところ、37万インプレッションとなり、私と同様に考えている人が多数いることが分かりました。
下落相場がそこまで長く続くとは思ってないから
こちらはS&P500の過去の弱気相場について表しています。
縦軸は騰落率、横軸は各ピークからボトムまでの期間を表しています。
一番短い2020年のコロナショック時は、ピークから-35%程度下落し、その期間は数ヶ月だったことが分かります。
そして、一番長い2000年は、ITバブルのピークから底まで-50%下落し、その期間は2.5年でした。
今回はというと、2022年1月3日のピークから2022年9月末までに-25.2%下落しており、その期間は0.7年です。
過去10回の弱気相場の平均期間と騰落率を見てみると、今回を除く弱気相場は平均で1.2年継続し、-35.7%下落していることが分かります。
そして、今回は9月末時点で0.7年、-25.2%です。現在は10月末に近づきつつあるので、平均まであと0.4年、つまり、5ヶ月~半年あり、下落幅もあと10%あるということになります。
あとどれだけ下落するかは、来年の3月〜4月頃まで、もしくは、S&P500があと10%下落した3,677p->3,309p近辺だと推測できます。
また、こちらはS&P500がピークから20%以上下落し、弱気相場入りが確定した時点から3年間の累積リターンを表したものになります。
これを見ると、全ての弱気相場において、底値を経て3年以内にプラス圏に浮上していることが分かります。
ということで、今回も例によって、遅くても3年以内にはプラスに転じる可能性が高いということが分かります。
- 下落相場は、来年の3月〜10月頃まで、もしくは、S&P500があと10%、3,677p->3,309p近辺まで下落した辺り
- S&P500は、遅くても3年以内にはプラスに転じる可能性が高い
景気後退期に投資をしていた方が儲かるから
こちらは、景気後退期と拡大期にそれぞれ投資を始めた場合の米国株式の平均リターンとなります。
最初の3ヶ月間は、景気拡大期の方が若干リターンは勝りますが、6ヶ月間以降は、景気後退期にS&P500に投資をしていた方が、リターンが圧倒的に高くなります。
5年間では10%以上も差があります。
こちらは、こちらは、景気後退期と拡大期にそれぞれ投資を始めた場合の米国株式のリターンがプラスだった割合となります。
景気後退期にS&P500への投資を始めて1年以上経過した場合、プラスになる割合は、景気拡大期に投資を始めた場合よりも高いことが分かります。
逆に景気拡大期に始めた場合は、3年間保有していた時の割合より、5年間保有していたときの方が低いことが分かります。
景気後退期の場合は、保有期間が長いほど、平均リターンもプラスとなる割合も高くなる一方、景気拡大期の場合は、保有期間が長いと、プラスで終える確率が若干低くなってしまうという残念な結果になります。
底を見極めようとする行為に意味はないから
こういう下落相場になると、どこまで下がるのか待ったりとか、結構底を探っている人が多いです。
Twitterでも今年から米国株を始める人は、安く買えてラッキーですねと呟いた結果、「もっと下がったら買います」といった意見が割と多かったです。
確かに過去のチャートを見ると、底を見極めて、底で拾うことができそうに思えてきます。
ただ、底がどこかなんて誰にも分からないんです。
上昇相場に突入した時に、あそこが底値だったんだと初めて底が分かります。
大事なことは、いくら考えても底は分からないということを自覚しておくことが重要です。
そうすることによって、冷静な判断ができるようになります。
長期投資家が絶対にやってはいけないこと
途中退場する
いくら米国株市場が右肩上がりとはいえ、過去を見れば暴落する時もあれば、横ばいの時もあります。
例えば2000~2014年当たりは、米国株のリターンは最悪です。
2000年5月に最高値をつけた後、2002年まで株価は-49%下落しました。
いわゆるITバブルの崩壊ですね。そして、2007年5月に2000年の株価まで回復しました。
しかし、2008年にリーマンショックで-56%暴落し、2013年頃に回復しました。
この間、12年4ヶ月かかっています。
ただ、この期間にも冷静でいられた人、淡々と積立してきた人が今は莫大なリターンを生み出しています。
そして、もちろんマイナスになる年もあります。S&P500の平均リターンは7〜10%程度と言われていますが、これはあくまで平均であってこの間に収まっていないことがよくあるからです。
実は、SP500は過去95年中、29年はマイナスで終わっている年があったんです。
こういった時期があることを覚悟の上で、淡々と積み立てていくことでお金を増やしていくことができます。
この事実を知らずに途中で退場してしまうと、資産を失ってしまうどころか機会損失もしてしまいます。
そして、もう一つ長期投資の必要性、途中退場をしてはいけない理由があります。
それは、株式投資のリスクは、保有期間が長ければ長いほど抑えられるということです。
こちらは、S&P500の保有期間1~20年で実質利回り(インフレ調整後の最高値と最低値)がどう変わるかを分析された結果です。
投資期間が長期化すれば最大値と最小値は徐々に収束し、投資期間20年ではリターン(年率)の最小値はプラスになることが分かります。
つまり、少なくとも10年、20年は保有しておくことが望まれます。そうすることによってプラスで終わる確率も高くなります。
要するに、長期投資する人というのは、途中退場してはいけないんです。
円安でも米国株を買い続けている理由
Twitterでこのようにツイートした結果、2000いいねの67万インプレッションという軽くバズり、そう思っている人が多いということが分かりました。
しかし、コメントを見ると、為替のせいでチャンスと思えていない人が大勢いました。
確かにドル円は32年ぶりに149円という安値を更新してしまいました。
確かに為替も含めると、割安感は薄れるかもしれません。2年前は110円程度だったので、20%も米国株が高く感じますし、利益にも影響してしまいます。
しかし、それでも私は継続して米国株を買い続けていきたいと思っています。
この下落相場、円安の状況下で、みなさんはどう考えているのか把握すべく、Twitterを通して、為替も気にせず米国株投資を継続していくという私の考えをツイートしました。
その結果、約30万インプレッションとかなりの人たちの共感を呼びました。
リプライも見てみると、私と同様に普段通り積立継続している人、むしろ今がチャンスだと思って買っている人がほとんどでした。
未来がどうなっているかなんてことは、その時になってみないと分からないので、今できる最善をしていくことが大切なんですよね。
飽くまで私が米国株に投資をしている理由は、米国株からのリターンを得るためであって、為替差益を得るためではありません。
こちらは、ジェレミーシーゲルさんの書籍にあるとてもとても有名なグラフで、200年間の資産運用のリターンを示しています。
金はほぼ横ばい、債券はそれよりも良いくらいですが、株式が右肩上がりに増えており、200年で70万倍になっていることが分かります。
このリターンを得るために米国株投資をしていることを思い出して頂ければ、現状の歴史的円安状態でも米国株を買い迎えると思います。
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