どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日FIREを達成し、タイに移住した一般男性です。
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新NISAが始まり、個人投資家の間で「FANG+を運用するのはどう思いますか?」という質問が見受けられるようになりました。
実際にコミュニティ内でメンバーにも伺ったところ、FANG+を新NISA枠で運用している人が何名かいたので、注目すべき株価指数なのは間違いないでしょう。
今回は、FANG+の概要とシミュレーションをしてみたので、ぜひ参考になれば幸いです。
- FANG+とはどのような株価指数なのか?
- 知っておきたいFANG+のリスクとは?
- FANG+に連動する投資信託を紹介
- FANG+シミュレーション&向いている人
- 新NISAでFANG+に投資するメンバーの投資戦略
FANG+とはどのような株価指数なのか?
「FANG+」とは、主にテクノロジー企業で構成される米国株価指数の1つです。
これらの企業は、テクノロジー、インターネット、そしてデジタルメディア分野で非常に影響力を持っています。
「FANG+指数」とは、これらのアメリカの企業の株価動向を示すもので、投資家や市場参加者にとって重要な情報源となっています。
NYSE FANG+インデックスと呼ばれており、米国のハイテク10銘柄に投資できるのが魅力の1つ。
分散投資ではなく、結果を出している銘柄に集中投資をする攻めの選択として選ばれます。
①Meta
②Amazon
③Netflix
④Google
⑤Apple
⑥Nvidia
⑦Microsoft
⑧Tesla
⑨Broadcom
⑩Snowflake
1つの銘柄が、10%程度になるような均等加重平均で構成されているのも特徴です。
これは、各企業が同じ比率で指数に影響を与える仕組みです。
他の一部の指数は企業の市場価値に基づいて加重される(時価総額加重平均)ことがありますが、FANG+は均等加重されるため、どの企業も同じ重みを持ちます。
このアプローチにより、個々の企業の大きな影響を抑え、テクノロジー分野全体の動向を捉えることができているのです。
【過去のパフォーマンス】
上記のグラフは直近5年の米国株指数を比較しています。
注目していただきたいのが「紫:S&P500」と「青:NYSE FANG+指数」
データを見る限りFANG+は圧倒的ですね!
直近1年で伸びてきた理由として、IT社会の基盤を世の中に提供してきたマグニフィセント7のサービスが人々の生活のインフラとして定着したこと。
Google
Amazon
Facebook
Apple
Microsoft
Tesla
NVIDIA
そして現代を代表する便利ツール、ChatGPTのようなAIブームが一世風靡したこと。
また、パフォーマンスの足を引っ張ってきた中国企業2社(アリババ・バイドゥ)が構成銘柄から排除されたことが要因でしょう。
また、2023年6月までにS&P500指数は16%値上がりましたが、そのうちの13%はFANG+10銘柄の上昇によるもの。
つまりFANG+の成長がアメリカ市場全体を牽引してきたことがわかりますね。
今後も期待できる株価指数です。
知っておきたいFANG+のリスクとは?
一方で投資には当たり前ですが、おいしい話だけではありません。
このFANG+には留意しておかなければいけないリスクもあります。
一つずつみていきましょう。
①構成銘柄が少ない
S&P500指数などの他銘柄に比べると、銘柄数が10社しかないので、圧倒的に少ないです。
この10社のうち、1社でも業績が悪くなると株価に大きく影響を及ぼす可能性があります。
さらに、FANG+指数は主にテクノロジー関連の企業に焦点を当てているため、テクノロジーセクターに関する一般的な市場の変動に強く影響を受けます。
テクノロジー株は市場の変動が激しいことで知られており、景気循環や競争状況の変化などが大きく株価に影響を与える可能性があるのも注意です。
②原則、FAANMGの6銘柄は必ず組み入れられる
現在(2024/1)の原則として、「FAANMG」の6銘柄は必ず組み入れられることになっています。
そして残りの4社はルールにそって選定される仕組みです。
✓上時価総額
✓1日平均売買高
✓株価売上高倍率
✓売上高成長率
これらの指標をもとにランキング化し、その上位4銘柄を構成銘柄とするそう。
その6銘柄を超える銘柄が出てきた場合にどうなるんでしょうね?
③テクノロジー系企業が抱える規制リスク
テクノロジー企業は頻繁に規制の対象となります。
法的な変更や新しい規制が導入されると、企業のビジネスモデルや収益性に影響を与える可能性があるため、投資家にとってもリスク懸念点です。
例えば1つの例として、2023年9月、米司法省(DOJ)と米35の州や領土の法務長官による、Googleに対する裁判が始まったのです。
その内容は、90%以上の市場を独占するGoogleの検索ビジネスが、独占禁止法に抵触しているというものでした。
- プライバシー規制:
- テクノロジー企業は、ユーザーのデータを取り扱うことが一般的です。個人のプライバシーを守るための法規制が厳格化されると、データの取得や利用に関する規制が強化され、企業は適切なセキュリティ対策や利用ポリシーの整備が求められることがあります。
- 競争法規制:
- テクノロジー企業は市場で支配的な立場にある場合があり、独占的な行動が問題視されることがあります。競争法に違反する可能性があると見なされた場合、企業は規制当局から制裁を受ける可能性があります。
- デジタル広告と反トラスト法:
- デジタル広告市場において、特定のプラットフォームが広告市場を支配している場合、反トラスト法の観点から調査や制裁が行われる可能性があります。これには不正な競争行為や他社排除などが含まれます。
- 知的財産権と特許:
- テクノロジー企業は、独自の技術やソフトウェアを開発し特許を取得していることが一般的です。しかし、他社との特許侵害の訴訟や知的財産権の侵害問題が発生する可能性があります。
- サイバーセキュリティとサイバー攻撃:
- テクノロジー企業はサイバーセキュリティに関する法的要件に従わなければなりません。また、サイバー攻撃の被害を受けた場合、企業は顧客情報や業務の機密性に関する法的な責任を負う可能性があります。
移り変わりの激しいテック業界において、ルール作りもいたちごっこのようになってしまうんですね。
また、投資家界隈でささやかれているのは、「ブームの投資信託は、流行ったそのとき時がピークである」説もあるので、今後の動向に注目です。
新NISAは非課税期間が無期限なので、老後に向けて長期で運用することを踏まえると、極端な集中投資は不安という方も多いでしょう。
その場合は個人的には、NASDAQ100に投資をすればいいんじゃないかと思っています。
NASDAQ100でも十分に人生が変わるほどの資産を形成はできるはずです!
FANG+に連動する投資信託を紹介
現在、FANG+ インデックスに連動する商品を出しているのは、大和アセットマネジメント1社です。
信託報酬も高いので、自分で10銘柄を個別で買えばいいのでは?という声がコミュニティ内でもありました。
マグニフィセント7、FANG+の投資信託に投資するなら 直接、個別銘柄を買うのでいいじゃんって思っちゃいます・・・。
しかしとくに投資初心者や、慣れていない人には、リバランスがめんどうなので、
手数料払い、代わりに運用してくれるのがこの指数です。
〈コスパがいいのはどっち?〉
年率:30%
信託報酬率:0.77550%
年率:7%
信託報酬率:0.09371%
上記がそれぞれの概要です。
一見、FANG+の信託報酬が高く見えますが、その分リターン率もS&P500の4倍以上。
よって、仮に100万円を投資したとして、シミュレーションしてみました。
年率:30%
信託報酬率:0.77550%
年率:1,300,000万円
信託報酬率:10,082円
年率:7%
信託報酬率:0.09371%
年率:1,070,000円
信託報酬率:1,003円
FANG+の手数料は約1万円ですが、30万円の利益に対しての1万円なら、差し引き29万円が懐に入ります。
同じ100万円をS&P500で運用しても、手数料は安いですが約7万円の利益しか残りませんから、高リスク高リターンを狙いたい人は検討の余地あると思います。
レバナスは新NISA対象外だもんね!
FANG+シミュレーション
それではさっそく新NISAでFANG+のシミュレーションをしていきましょう。
〈ケース①〉
※Portfolio VisualizerにFANG+のデータがなかったので、以下8銘柄を均等平均で保有するとしてシミュレーションします。
※4半期に1回リバランスを行うとする
>>①-1 2013年から2017年の5年間、月30万円を積立した場合(年360万円×5年=1800万円)
まず、FANG+を軸に「NASDAQ100」「S&P500」「レバナス」「オルカン」のパフォーマンスを比較してみました。
「最強レバナス」と言われる指数よりも、約+600万円の最終残高でFANG+が勝っていますね。
5年の運用で600万円の差が開いてしまうので、リスクを自身で取れる人にはいいと思います。
ちなみに王道のS&P500と比較すると、その差は約2,400万円です。
最大下落率はレバナスの約半分の10%!NASDAQ100と誤差になっていて、オルカンより低いですね・・・。
>>①-2 そこから2024年まで放置した場合(生涯投資上限額1800万円をそのまま運用)
▼FANG+
でましたね!すごい額・・・
FANG+を2017年~2024年まで放置した場合の最終残高は約4億3500万円です。
また平均成長率は36%と、バフェットの生涯年率20%を大幅に超えていることが分かります。
たった11年で4億越えはやばいです!
NASDAQ100の場合は約20年で3億円だったものね
▼NASDAQ100
FANG+と同じハイテク企業をメインにしたNASDAQ100でも、差は3億円以上。
最終残高は約1億700万円となりました。
最大下落率はFANG+の方が12%以上リスクある結果となっています。
▼レバナス
なんとレバナスのリターンはFANG+に劣りますね!
その割に最大下落率が-60%を超えているので、リスクでしかありません。
ちょっとコスパが悪いかもですね。
▼S&P500
オルカンと並んで人気のS&P500。
最終残高は7,055万円で、年平均成長率はFANG+の半分以下です。
リスクを取らず、ゆっくり長期で資産形成をしたい人はS&P500がいいと思います。
▼オルカン
最後はオルカンです。
最終残高が3,875万円とS&P500の約半分で着地した割に、最大下落率も25.52%とリスク高になっています。
オルカンに至っては、リターンがS&P500の半分くらい少なく、コスパが悪いですね。
>>ここまでのシミュレーションまとめ
FANG+は、標準偏差(Stdev)が高いものの、異常に高いリターンを得ることができたので、シャープレシオも高くなっています。
つまり、コスパが良いと言えますね。
「Sharp Ratio」とは、投資ポートフォリオや資産のリスク調整リターンを測定するための指標の一つです。具体的には、ポートフォリオや資産の期待リターンとリスク(標準偏差)の比率を示します。
「標準偏差」は、過去のリターンデータをもとにリスクの尺度として計算され、投資の変動の程度を示します。標準偏差が大きいほど、株価やリターンの変動が大きいと見なされ、リスクが高いとされます。
逆に、標準偏差が小さい場合は、リターンの変動が少ないと考えられ、リスクが低いとされます。
S&P500とオルカンの標準偏差は低いものの、リターンが低いためシャープレシオも低いです。
レバナスに関しては標準偏差も43.88%と異常に高く、リスクに見合ったリターンが得られないということで、シャープレシオもFANG+より低くなっています。
やってはいけないこと
FANG+を選ぶにあたって1番やってはいけないことは、市場からの撤退です。
理由はいくつかあります。
- 短期の価格変動に振り回される可能性: 株式市場は日々の出来事や市場心理に影響されやすく、価格は短期間で急激に変動することがあります。なので、長期的な投資目標に対して冷静な判断が難しくなるのです。
- 損失の確定: 評価額が低くなったときに売却することで、損失が確定し、その後の回復の機会を逃す可能性があるからです。
- 市場タイミングの難しさ: 市場の上下は予測が難しく、正確な市場タイミングを捉えることは素人にはほぼ不可能。そのため誤ったタイミングでの売買によって損失が生じる可能性が高まります。
個人投資家は、自身の投資目標やリスク許容度に合わせて、慎重な投資計画を策定することが重要です。
市場の変動に過剰に反応することなく、冷静な判断を保ちながら、長期的な視野で投資を進めることが長く市場にいるには必須だと思います。
今後10年FANG+に投資した場合のシミュレーション
長期保有という目線で30年のシミュレーションをと思ったのですが、さすがにリスクが高くFANG+が今後も牽引し続けるとも言えません。
仮に過去と同じパフォーマンスで30年運用できたとしたら、100億円達成できると思いますw
なのでここでは、今後10年FANG+に投資した場合のシミュレーションをします。
>>最初に
NASDAQ100は、銘柄入れ替えがあり、かつ、時価総額加重平均なので、30年でも問題ないと思います。
しかし、FANG+の場合は10銘柄(少なくとも前述した6銘柄)が今後も同様の高いパフォーマンスが期待できるかは分かりません。
と、思う方もいると思いますので、ポートフォリオビジュアライザーのモンテカルロシミュレーションの機能を使って、
FANG+の過去パフォーマンスとリスクから、今後1800万円を投資して10年放置した場合のシミュレーションを行いました。
今後10年は同様のパフォーマンスを発揮するとしてシミュレーションしてみます。
要はこの機能を使えば、NASDAQ100に投資した場合に将来生み出すパフォーマンスの幅を統計的な確率とともに確認することが可能です。
〈ケース②〉
>>②-1 中央値パターン
年率リターンは33.22%で、投資元本1800万円は10年後には3億1,686万円となりました。
(インフレ率などを加味した実質リターンは28.36%で最終資産額は2億1693万円)
最大下落率は-21.96%なので、リスク許容範囲と捉える人もいるはず。
個人的に10年で3億円強まで増やせるのは、魅力に感じます。
>>②-2 上位10%パターン
年率リターンは45.03%で、投資元本1800万円は10年後には7億4076万円となりました。
(インフレ率などを加味した実質リターンは39.84%で最終資産額は5億円1133万円)
芯を持ってIT業界に、少なくとも10年は信じられる人には朗報ですね!
最大下落率は-15.34%ということで、もし今後10年、好調に伸びるとしたらあまり資産減少には影響ない数字だと思います。
>>②-3 下位10%パターン(不運だったパターン)
年率リターンは22,42%で、投資元本1800万円は10年後には1億3598万円となりました。
(インフレ率などを加味した実質リターンは17.73%で最終資産額は9185万円)
最大下落率は-32.30%。
別動画のNASDAQ100の最悪を想定したパターンよりは、はるかに希望があるシミュレーションです。
以上のシミュレーションからわかるように、どれだけ最悪な状況でも投資元本1800万円は10年後には1億弱になると想定されます。
しかし、みなさんが10年前に使っていたスマホ、ネット検索、SNSや動画サイトを覚えていますか?
今ほどSNSがインフラにはなっていなかったですし、日本だとYahoo!で検索をしていた人も多いでしょう。
このようにIT業界は時代の変化が激しく、なかなか予測がつかないです。
どの指数を信じて、どれほどリスクを取れるのか?は今一度ご自身に問いかけてみてください。
FANG+が向いている人
✓FANG+が上昇してきた過去、そして、この先のITの未来を信じている人
✓FANG+が勢いなくしたら、乗り換えればいいと気軽に考えられる人
途中で売却をしても、新NISAにおける非課税枠は復活するので、乗り換えはできます。
無理して長期で積み立てる必要はないですね。
FANG+は伸びている間はしっかりと恩恵を受けて、停滞したら途中でS&P500やNASDAQ100に乗り換えるのも1つの戦略として、いいと思います。
新NISAでFANG+に投資するメンバーの投資戦略
新NISAの積立投資枠でFANG+買付してます。
基本的にキャピタルゲインよりもインカム重視なので、成長投資枠では配当金を出すタイプの投資信託を買い付けています。
FANG+については、お楽しみ枠ですね。
出口に関しては、大きく増えたら一括で売る感じのイメージです。
私はつみたて投資枠、成長投資枠ともにS&P500とNASDAQですが(投資信託とETF併用)Vポイントの投資先は成長枠でiFreeNEXTのFANG+買ってます。
今20万くらいかな
成長投資枠で購入。
新NISAから枠を楽天からSBIに変更したので、使い難くて年初の買い付け設定ミスってしまい・・・。
金額設定買い付けで今月3回に分けて合計2350000円購入、残り50000円は買い付け注文中です。
もともと特定口座でレバナスホールドしてますので自分自身メンタルは鍛えられているつもりです。
多分このままホールド。
来年も購入するかどうかはおいおいと思っていますが、 多分また購入すると思います!
利確に関してですが購入合計額にもよりますが全額売却はせずに、少しずつ多分2%ずつぐらい売却してできるだけ長く保有していきたいです。
そうなると多分、成長投資枠は1000万円はファングプラス購入すると思います。
ということで、FIREを目指す人たち、FIREを達成した人たちが本音で気軽に交流できるオンラインコミュニティを運営中です!
現在500人以上のFIRE民に参加いただいており、非常に盛り上がっております!
- FIREに興味・関心がある方
- FIREを一緒に目指す仲間が欲しい方
- FIRE達成者と繋がりたい方
- FIREを達成した仲間が欲しい方
- FIREを目指す人の助けになりたい方
- 投資初心者の方
- 海外移住に興味・関心がある方
ご自由に入会・退会いただけますので、お気軽にご参加ください!
※ご入会いただいた日から、1ヶ月間フルにサービスをお楽しみいただけます。
2013年から2017年の5年間、月30万円を積立し、その後2024年までの合計11年運用した場合