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【退職後に暴落】FIREを達成した私がインデックス投資と高配当株投資の両方をしている理由

GENKI

どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在は海外移住に向けて準備中の一般男性でございます。

インデックス投資、それとも高配当株投資

どっちをすればいいの?

よくある議題ですよね?

それぞれメリットデメリットいろいろありますが、結局はあなたが投資をして何をしたいのかによります。

私の動画を見てくださっている方は分かると思いますが、私はインデックス投資と高配当株投資の両方を取り入れております。

その理由はいくつかありますが、今回はクリスティー・シェンさん著の「FIRE 最強の早期リタイア術」という本を参考に、FIREという観点からその理由を簡単に紹介したいと思います。

4%ルールの問題点

インデックス投資をされている方というのは、10年後、20年後に向けて資産を拡大し、退職後に4%ルールに基づいて資産を取り崩していくことを目標としていると思います。

その4パーセントルールの最も大きな問題点は、必ずしも成功が保証されていないということです。

4%ルールというのは、めちゃくちゃ簡単に言ってしまうと、インフレ率を調整した上で毎年ポートフォリオから4パーセントの資金を引き出しても、95パーセントの確率で30年間ポートフォリオの資金は底をつかないというものです。

言い換えると、4パーセントルールに従ってリタイアしている人の5パーセントはリタイア後のどこかの時点で資金が底をついてしまう可能性があるということになります。

もしも、好景気の直前にリタイアすることができれば、なんの問題もございません。

ところが、不景気の直前にリタイアしてしまうと、資産がどんどんどんどん目減りしていくのを横目に見ながら、さらに生活費のためにお金を引き出すはめになります。

まさに地獄です。

これがサラリーマン時代なら何も問題ありません。むしろ、下落相場が始まったら喜んで買い増せます。

しかし、リタイアしている場合、どこかの時点で資産を売ってお金に換えなければなりません。

そうすると資産は減るわ、回復局面に入っても満足に買い戻すこともできません。

現金クッション

こんなときに役に立つのが現金クッションです。

下落相場になったときに、この現金を緊急時用の資金として活用すれば、生活費のために資産を売却する必要がなくなるのです。

どのくらい必要か

過去に株式市場が暴落から立ち直るのにどれくらいの年数がかかったのかをさかのぼって調べると、年数の中央値は2年だそうです。

最悪のケースの場合、およそ5年かかっております。

つまり、少なくとも5年分の現金クッションさえあれば、どんな暴落でも乗り越えられるということになります。

例えば、年間の生活費が¥4,000,000の人が早期リタイアしようとしている場合、単純に¥4,000,000×5年=¥20,000,000の現金クッションが必要ということになります。

これだけ聞くとかなりテンション下がってしまいますよね。

経済的自立に必要な額まで増やすことだけでも大変なのに、さらに¥20,000,000も用意しなくてはならないなんて考えただけでも滅入ります。

そこで役に立つのが利回りシールド

そこで役に立つのが利回りシールドとなります。

利回りっていうのは、所謂、配当利回りというやつです。

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ETFの場合は、分配金利回りとも言います。考え方は同じです。

要は株価に対してどれだけの配当を出しているかという指標です。

例えばSPYDの場合、直近1年の分配金は$1.90526で、現在価格は$40.36であるため、分配金利回りは、1.90526÷$40.36=4.7%となります。

この分配金のいいところは、株価が上昇していても下落していても、必ず支払われるところにあります。

ポートフォリオの利回りをある程度高く設定しておくことで、例え株式市場が軟調で資産が目減りしていっても、利回り分の分配金を得られることになります。

しかも、資産が減っていても、分配金利回りとうのははほとんど変わりません。

もちろん、減配することはありますが、ETFの場合は構成銘柄のリバランスを行ってくれるので、ほっとけばまた増配してくれます。

例えば、1億円のポートフォリオに対する利回りが3%で、支払われる分配金が¥3,000,000の場合、下落相場で例え資産が9千万円に下がっても、支払われる分配金は3,000,000のままです。

最初にも説明したように4%ルールで失敗をしてしまうリスクが最も高いのは、下落相場で資産を売却してしまったときです。

ただ、下落相場のときに分配金を活用できれば、資産を売却する必要はありません。

分配金利回りを計算に入れた現金クッション

ここで、最初の現金クッションの話に戻りますが、ある程度の高利回りをキープすると用意しなくてはならない現金の量がその分減ることになります。

当著に寄りますと、利回りを計算に入れると、必要な現金クッションは以下のように求められます。

現金クッション = (年間支出 – 年間利回り) × 年数

先程の話だと、年間支出が¥4,000,000の人が、1億円のポートフォリオで早期リタイアする場合、¥20,000,000の現金クッションが必要だと説明しました。

しかし、そのポートフォリオの分配金利回りを3%とした場合、必要な現金クッションは以下のようになります。

(¥4,000,000 – (100,000,000 × 3%)) × 5 = ¥5,000,000

もともと考えていた¥20,000,000と比較するとずいぶん少ない金額になります。

これだと、まだ現実味があると思いませんか。

年間支出が¥4,000,000で1億円のポートフォリオで早期リタイアした場合、利回りを3%に設定しておけば、¥5,000,000の現金クッションさえあれば、5年の暴落も乗り越えられるという計算になります。

まとめ

なぜ私がインデックス投資と高配当株投資の両方を取り入れているかを簡単に申しますと、FIRE後の長期的な下落相場に見舞われたとしても、乗り越えられるように保険として両方実践しているということになります。

今回紹介した本は、FIREを目指されている方は読んだほうがいいと思います。

GENKI

今回は、以上です。ぜひYouTubeもご覧いただけるとうれしいです!

今回のVLOG

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ABOUT ME
Genki Nishida
2021年FIRE達成。2023年タイ移住達成。現在は配当金年500万円とYouTube収益年800万円でゆるく暮らしています。SNSではFIRE生活と資産運用の素晴らしさを発信中。 YouTubeチャンネル登録者数40,000人。 Twitterフォロワー数24,000人。

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