どうもGenki(@GecchoM)です。
私は先日ついにFIREを達成し、現在はタイにプチ移住中の一般男性でございます。
これまで私のチャンネルでは2つのカバードコールETFを紹介してきました。
QYLDとXYLDです。
カバードコールETFと言ったら、配当利回りが10%越えの超高配当ETFとして有名です。
これらについては過去の動画で解説しておりますので、是非ご覧ください。
私ももちろん保有しております。
なぜなら、私のようなFIRE民と非常に相性がいいからです。
FIRE民は、会社員時代とは異なり安定的な収入が減ってしまっているため、配当金のようなキャッシュフローがあると精神的にも経済的にも安定するのです。
そして、最近SBI証券と楽天証券において新たに魅力的なカバードコールETFの取り扱いが開始されましたので、紹介したいと思います。
それがRYLDです。
ご存じでしょうか?
もちろん、すでに私は480万円程度購入済です。
今回の内容については、YouTubeでも詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
動画の前半ではタイプチ移住生活の様子も公開しておりますので、合わせてご覧ください。
ポートフォリオ
全体の30%ほどを高配当株に投資しており、RYLDもその中に含まれております。

2022年上半期の配当金実績についてはこちらで詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。

RYLD基本情報
さっそく基本情報を紹介していきたいと思います。

アメリカに上場している企業のうち時価総額上位1001位-3000位で構成された指数
要は米国の小型株の集まりですね。
設定日は、2019年と他ETFと比べると新しいものになります。
そして、分配利回りは現在なんと13.52%となっており、驚異的です。
純資産は、新しいETFにも関わらず1,800億円であり、人気のあるETFだということが分かります。
それにしてもQYLDが9,800億円って・・・めちゃくちゃ人気ですね。
セミリタイアするために必要な投資額

セミリタイアとは生活費の半分を配当金などの資産収入、残りの半分を労働収入で賄える状態のことを言います。
単身者の毎月の生活費が平均20万円程度であるため、セミリタイアするにはその半分の10万円が必要ということになります。
月10万円の配当金を得るために必要な投資額はそれぞれ下記の通りになります。

米国株からの配当金は合計28%税金がかかりますので、それを考慮した投資金額も記載しておきます。
しかし、外国税額控除や損益通算を活用することで税引前の金額に近づけることができます。
やはりカバードコールETFには夢がありますよね。
世界中で人気が高いわけです。
といってもRYLDがいかに分配利回りが高くても、結局は中身がどうなのかということが重要だと思います。
いまいちなのであれば、RYLDなんか買わずともQYLDとXYLDで十分ということになりますからね。
ということで、そこら辺を解説していきたいと思います。
RYLDとXYLDの比較
RYLDについて最近とても人気のあるXYLDと比較しながら解説していきたいと思います。
QYLDはXYLDと非常に酷似しているため、XYLDと同様と考えて見てください。
正直言うと、RYLDとXYLDはほぼ同様のETFで、私たち投資家にかなり多めの分配金を提供してくれますが、キャピタルゲインは期待できず、強気相場や超長期的には下落していく可能性が高いです。
これはグローバルX社のカバードコールETF全てに共通して言えることです。
つまり、これから資産を増やしていきたいと考えている人にとっては不向きな商品となります。
どういう人に向いているかと言いますと、高い分配金のために長期的なトータルリターンを放棄してもいいと考えている我々のようなFIRE民、もしくは、今すぐにでも生活を変えたい、豊かにしたいと考えている方に向いています。
そして、両ETFはほぼ同様の戦略を持っています。
XYLDはS&P500構成銘柄に投資し、保有銘柄の全てにコールオプションを売却します。

RYLDはRussell 2000の構成銘柄に投資し、その保有銘柄の全てにコールオプションを売却します。

コールオプションの売却は、潜在的なキャピタルゲインを放棄し、その代わりに得た現金(オプションプレミアム)を配当の形で株主に還元されます。
セクター & 保有銘柄
結論から言うと、セクターと保有銘柄の観点では、XYLDの方が魅力的です。
XYLD
XYLDはS&P500構成銘柄に投資しています。
S&P500は、最も有名な米国株式市場の指数で、米国最大の株式500銘柄が含まれています。
このインデックスは非常に分散されておりますが、小型株を含まず、Apple (AAPL) や Microsoft (MSFT) などのハイテク株の割合が多くなっています。

やはりテクノロジーが27.13%と非常に多いですね。

どれも聞いたことのある企業ばかりですね。
RYLD
RYLDは、ラッセル2000の構成銘柄に投資します。
ラッセル2000 インデックスは、米国の代表的な小型株指数で、米国に上場している銘柄のうち、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の株価指数です。
このインデックスは、大型株と中型株を除外し、小型株のみを含んでいます。
しかし、大型株と中型株は時価総額で米国株式市場の大半を占めているため、ラッセル2000は必ずしも米国株式市場全体を反映するものではありません。
セクターのウエイトと最大保有銘柄は以下の通りです。


聞いたことある企業はほとんどありません。
ボラティリティ
S&P500はラッセル2000よりも安定し、ボラティリティが少ない傾向があります。
XYLDとRYLDについても同様です。
直近1年くらいのボラティリティを比較すると、RYLDの方が4%程度高いことが分かります。

そして、景気後退期や不況期にはS&P500がラッセル2000をアウトパフォームする傾向があり、コロナショックが発生した2020年第1四半期も例外ではありませんでした。

SPY(S&P500) > XYLD > (IWM)ラッセル2000 > RYLD
S&P500とXYLDの方が暴落耐性があるということになりますね。
XYLD の分散は、RYLD と比較して最も大きな魅力であり、投資家にとっても重要な要素となります。
分散投資やリスク軽減の観点から XYLD に注目したくなる気持ちも分かりますが、それでも私は 、これから説明しますが、RYLD が優れた投資対象であることに変わりはないと考えています。
分配利回り
RYLDの利回りは現在13.52%、XYLDの利回りは11.76%です。
どちらも素晴らしい利回りで、ほとんどのインデックスや高配当銘柄よりもはるかに高く、かなり魅力的です。

RYLDの利回りがXYLDより若干高いのは、2つの理由があります。
第一に、小型株は非常にボラティリティが高く、その分、潜在的な利益が大きいということになるので、投資家はよりボラティリティの高い商品のオプションに高いプレミアムを支払う傾向があります。
つまり、小型株に投資しているRYLDの分配利回りは高くなるのです。

第二に、S&P500のオプションは、S&P500の人気により、同指数のカバードコールを売るファンドや投資家が多く存在するため、少し安くなる傾向があります。
これら2つの理由により、RYLDは高い分配利回りを実現しているのです。
トータルリターン
さらに、年初来のトータルリターンで見ると、両ETFは高い利回りが株式市場の損失を相殺し、S&P500をアウトパフォームしています。
株価は軒並み下落し、キャピタルロスは拡大しているが、RYLDとXYLDは株主への分配金を支払い続けており、こうした損失を緩和するのに役立っているです。

RYLDとXYLDは、相場が悪化した場合にも高い分配金によって、投資家にとって大きな利益となるはずです。
そして、下落相場時の分配金は精神安定剤とも機能するはずです。
先ほど解説したようにXYLDとRYLDの相対的なパフォーマンスはほぼ同じですが、各ファンドのパフォーマンスをインデックスと比較した場合、そのパフォーマンスは面白い結果となります。
XYLDは一般的にS&P500に対して低いパフォーマンスであるのに対し、RYLDは一般的にラッセル2000に対して高いパフォーマンスを発揮するんです。
例として、2021年後半を見てみるとXYLDはS&P500よりも低いパフォーマンス、RYLDはラッセル2000に対してアウトパフォームしています。

SPY(S&P500) > XYLD > RYLD > (IWM)ラッセル2000
2021年上半期を見てみると、例によってXYLDはS&P500に対してアンダーパフォームしたにも関わらず、RYLDはラッセル2000に対してアウトパフォームとなりました。

RYLD > (IWM)ラッセル2000 > SPY(S&P500) > XYLD
この時は、RYLDがインデックスを含めて最も高いトータルリターンを誇っています。
いずれの場合も、XYLDはS&P500に対してアンダーパフォームしています。
そして、どちらのケースにおいても、RYLDはラッセル2000に対してアウトパフォームしています。
ちなみに2021年から今日までのトータルリターンにおいてもRYLDが最も高い成績となっております。

上記の現象は先ほど説明した、RYLDがXYLDと比べてなぜ高い分配金を実現できるのかという理由に類似しています。
XYLD のカバードコールは、S&P500の人気により、多くのファンドや投資家がコールを売っているため、比較的低い価格で売られています。
XYLD のカバード・コールが生み出す現金は比較的少なく、その結果、ファンドの分配金利回りは比較的低く、インデックスと比較して一貫して低いパフォーマンスを示しています。
RYLD のカバード・コールは比較的高い価格で販売されています。
これは、ボラティリティの高い証券/指数のオプションには、大きな利益が期待できるため、投資家がプレミアム価格を多く支払うことを望むためです。
RYLD のカバードコールは平均以上のプレミアムを生み出し、その結果、当ファンドの分配金利回りは比較的高くなり、インデックスと比較して一貫した高いパフォーマンスを実現しています。
RYLDは、運用開始以来、XYLDと同等のパフォーマンスを達成しており、非常に優秀です。
そして、ラッセル2000が少なくともS&P500のパフォーマンスに匹敵する限り、RYLDはXYLDに対してアウトパフォームするはずです。
バリュエーション
最後に、RYLDのバリュエーションは XYLDのバリュエーションよりかなり割安です。
RYLDのPERは12.8倍、PBRは1.9倍で、XYLDの17.0倍と3.2倍に比べ、やや割安となっています。
そして、株価に関してもRYLDが現在$21.21で、XYLDが$44.02となっており、RYLDの方が断然買いやすい株価です。

つまり、バリュエーションと株価の観点から見ると、RYLDの方が若干買い場なのではないかと思います。
割安の時に買うことができれば、今後もしも強気相場が来た場合に、RYLDがXYLDをアウトパフォームするかもしれません。
まとめ
RYLDとXYLDは、いずれもカバードコールETFです。
両ファンドとも、投資家に非常に高い分配金利回りと横ばい相場での魅力的なパフォーマンスを生み出す可能性がありますが、長期的なキャピタルゲイン及びトータルリターンの期待値は低く、強気相場では通常のインデックスファンドに比べるとパフォーマンスの低さに悩まされます。
両ETFは非常に似ていますが、RYLDはより強力な利回りと割安な評価により、XYLDと同様に優れた投資先となります。
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